さて大変なご好評を戴いている 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、今日はその ベスト110 をまとめておきます。
また当シリーズからのスピンアウト企画で、パンローリング社の書籍の扱いがある全国の大きな本屋さんで発売中&好評に付き重版出来(じゅうばんしゅったい)となっている
みきまるの「書籍版」株式投資本オールタイムベスト
及び、その続編で同じく好評を頂いている
みきまるの続「書籍版」株式投資本オールタイムベスト
更に最新刊となるシリーズ第3弾
みきまるの「名著」に学ぶ株式投資
も改めてよろしくお願い申し上げます。
シリーズ三作、そろい踏み。
さて私が投資家としての生を受けて今年で20年が経ちました。今日紹介するのは、今までに数千時間以上をかけて読み倒してきた数百冊の投資本の中のまさに至高の「ベスト・オブ・ベスト」です。
今この日記を書いている机から11秒以内に手が届くところに全てがある、投資家として「全幅の信頼を寄せている」本たちです。私は資産を失っても、家を失っても、投資家として何度でもやり直せるという絶対の自信があります。でもその時にもしも、この子達が自らの傍にいなかったらそれはもう全然ダメです。つまり この記事は、私の投資家としての頭の中の全て ものの見方・考え方の全て ということです。
そして同時にこの記事は、私の投資家としての 「ある意味での集大成」 とも言える内容でもあります。このベスト110には私がどのような投資家であり、何を大切にしているのか、そしてどういうことを考えて毎日を戦っているのか、の全てが表出していると思っています。
全部読めば実力UP間違いなし、まさに「永久保存版」
絶対の自信を持って皆様に贈る渾身の日記となります。
前置きが長くなりました。 それでは早速始めましょう。
1~100位
101~105位
なお未読の方は「持てる筆力の全てを尽くした」完全燃焼の上記のベスト105を先に御覧下さい。。。
106位 相場師マーク・リッチ (ダニエル・アマン著、パンローリング、2020年)
個人的にはこの本は「最高」でした。投資家として、マーク・リッチは目指すべき人生の目標・新たな憧れの存在になりましたね。
1. 総論 お勧め
2. マイケル・スタインハルトがマブダチ
3. 投資家の「最大の力」
4. Sクラスの素敵なジジイ
5. 少し泣いてから先へ進む
6. 関心があったのはビジネスと金儲けだけ
7. ”長期志向”が成功の秘訣
8. ただ静かに座り、葉巻をくゆらせ、ひたすら人々を観察する
107位 ザ・トレーディング (アレキサンダー・エルダー著、FPO、2019年)
2000年8月にパンローリングから刊行された世界的ベストセラーの「投資苑」を大幅に加筆・改訂し、更に新たな章が追加された完全新訳本ですが、「途轍もなくパワーアップ」しており、ちょっと恐ろしいくらいの完成度となっています。
1. 総論
2. 感情的なトレードは必ず損失を招く
3. 始値はアマチュアが決定し、終値はプロが決定する
4. 減価するETFは極めて危険 超お勧め
5. FX会社はあなたの敵 お勧め
6. トレーディングに求められる知的水準はそれほど高くないが、感情面では非常に多くが求められる お勧め
108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年)
株式投資に関する最先端のアイデア・パラダイムを提示してくれている革新性があり、そして同時に「読んだら明日からの自分の投資にすぐに役立つ」実践性も併せ持った、素晴らしい1冊ですね。
1. 総論
2. 私たちは、その効用と関係なく、根本的にお金が好き
3. 動くゴール
4. 自らが「間違っていた」ことを認めるのはとても難しい
5. 配当性向の高い高配当株が高成績であったことはほとんどない
6. 適切な損切りが何よりも大切
7. 投資の世界では、サイコパスが完全に有利 お勧め
8. 投資家の自制心は貴重で限られている
9. バリューとモメンタムを組み合わせる手法は新幹線の様なもの お勧め
109位 ルール (ラリー・ハイト著、パンローリング、2020年)
ジャック・シュワッガーによる永遠の名著 マーケットの魔術師(青本)にも登場しているという、世界最高峰&真のマーケットウィザード&伝説のトレンドフォロワー直筆の、ミント香る快作ですね。
1. 総論
2. 効率的市場は、現在も今後もけっして存在しない お勧め
3. 常に目を光らせて、特大の機会に賭けるべき
4. トレンドフォローは、世界最強の投資法
5. 私が経済的に生き延びられたのは損を早く切ったからで、裕福になったのは利を伸ばしたから
6. お金を失う八つのケース
110位 適応的市場仮説 (アンドリュー・W・ロー著、東洋経済新報社、2020年)
現実の市場の状況をキチンと説明できていない、穴だらけで不完全な現在主流の「効率的市場仮説」を完全に超える、実際のマーケットのリアルを納得のいく形で説明できる「適応的市場仮説」を解説した、革命的な一冊ですね。
1.総論
2. アクティブ投資家の新たな理論的・精神的支柱 適応的市場仮説
3. 私たち人間は「根源的にお金が好き」
4. 自らのヒューリスティックスを改善し続けることが大切
5. ヒューリスティックスは思考の速さで進化しうる
6. 扁桃体のせいで「恐怖効果」は永続する お勧め
7. 適応的市場仮説 お勧め
8. 適応的市場仮説は、そのひとつの特殊な例として効率的市場仮説を含んでいる 超お勧め
9. 市場が適応や進化を遂げるということを認識することが大切
10. 新しい投資パラダイム
以上、みきまるの優待バリュー株日誌特別編、株式投資本オールタイムベスト110のまとめでした。