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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト120位
アルファフォーミュラ (クリス・ケイン+ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング、2020年)
の最終回第7弾です。
今日も、第4章 平均回帰がうまく機能する理由 から。
平均回帰トレードは感情的に難しい!
パニックが起きたときはたいてい、経済を扱うメディアによる悪いニュースや、いわゆる専門家の悪い予測も出ている。
短期的に極端に下げている株を買うのは心理的にとても難しい。その時点では、そんなことをするのは絶対に間違っていると思うだろう。
トレード・投資業界では、その時点で最悪と感じるトレードがたいてい最も大きな利益になる、とよく言われる。極端な値動きに対して逆張りをすることはその良い例だ。
ウィリアム・エックハルト は名著 「新マーケットの魔術師」(パンローリング) のインタビューで次のように述べている。
「満足感を得るためにトレードをしていれば、間違いなく負けます。気分が良いことはたいていは間違っているからです」
この難しさは、現代生活で絶えず流されるニュースのせいで、一層増す。短期間に大きく下げると、ニュースと市場のセンチメントは大きくマイナスになる可能性が高いからだ。この章の最初のほうで定量的に示したエッジが生じるのは、この難しさのせいでもある。また、人間行動が変わる可能性は低いため、このエッジが今後も続くということも示している。
ふー、長年に渡る平均回帰トレードのエッジがどうして消失しないのか?についての完璧な説明ですね。
感情的に滅茶苦茶やりにくいので、それで有効性を認識していてもどうしても実行できない、ということです。
我々投資家の「生物としての根源的な弱点」に根差した優位性なので、それでエッジがいつまで経っても消えないということなんですね。
さてこれでこの本の紹介は終わりです。天才コナーズの2021年時点での「総まとめ」的な、マジで最高の1冊です。読んだら飛びますよ。未読の方は是非。(終わり)
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Last updated
Sep 21, 2021 07:43:29 PM
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