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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベストです。
第122位は、ラリー・ウィリアムズの株式必勝法(ラリー・ウィリアムズ著、パンローリング社、2004年)
です。
ラリー・ウィリアムズは世界的に有名なスーパートレーダーです。そしてこの本は彼の「実践家」としての長所が遺憾なく発揮された、投資のヒントに溢れた良書です。それでは早速本文へと進んで参りましょう。
今日はまずは第5章 来るべき素晴らしい上昇相場に備える から。
相場崩壊パターン
皆さんに、相場崩壊パターンを紹介しよう。過去何年も前から非常に信頼性の高い、単純なチャートパターンだ。
損をしないために利用してきた非常に重要なチャートパターンである。最初にこれに気づかせてくれたのは、1962年の砂糖の価格だ。
つまり砂糖は、幾何学数的な華々しい上昇、反落、上昇後すぐに下落というパターンをたどったのである。砂糖価格は1962年から1973年まで下げ止まらなかった。
次に別の主要な例を示す。(図5.2を参照)。これは、1978年の金価格チャートだ。ここにもまた、幾何学数的な価格上昇、典型的な値崩れ、最後のあがきの上昇というパターンが読み取れる。金もその後、値を戻さなかった。
「急上昇、反落、一時的上昇後に下落」というパターンが生じるにはそれ相応の理由があると、わたしは考えている。大きな理由のひとつは、最高値圏でつかんだ投資家が多いことだ。だがいずれはさじを投げ、保有する株や商品を、少しでも価格が戻せば売りに走るようになる。言い換えれば、ものすごい量のオーバーヘッドサプライが頭上に控えており、それが株価上昇を阻むということである。
負け組というレッテルを張られてしまった株を持ちたいと思うマネジャーはいないのである。ひとたび機関投資家に見放されてしまった株を、個人投資家だけによる買いで大幅上昇させることは不可能に近い。こういう株は低迷を続け、重力の法則に従うかのように下落スピードを増していくのである。
これは極めて重要なチャートパターンなので、これらの落ちた天使タイプの株を買ってヤケドすることのないように十分に注意してほしい。
価格が安いのには理由があるのだ。限界的な高値を超えてマーケットが崩壊したということは、価格急騰の再来はこの先6~12年はないと考えるのが妥当だ。ひとたび受けた悪評を返上し、イメージを高め、再び機関投資家の買いを引き寄せるためには、それほど長い時間がかかるのである。
どうです。ラリー・ウィリアムズの説明って、分かりやすくてかつ心にスーッと染み込んでこないですか? 本当に素晴らしい1冊と思います。
後、彼のこの相場崩壊パターンの説明を再読していて思ったのは、ウィリアム・オニール が名著 空売り練習帖 の中で述べていた、「空売りの構造」と非常に似ているなあということでした。ちょっと引用してみましょう。
そしてこの「相場崩壊パターン」は覚えておくと、実際に非常に役立ちます。ラリー・ウィリアムズやウィリアム・オニールらの「偉大な実践家」の叡智に感嘆しますね。♪ (続く)
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Last updated
Oct 19, 2021 01:21:20 PM
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