|
カテゴリ:優待株について
さて、魅力的な優待のついた地方銀行株を全て買ってコレクションしようという、優待族ならではの遊び心といたずら心に満ちた
優待地銀株バルクプロジェクト ですが、本日はその最新版をお届けします。 それではまず最初に下記の免責事項を熟読ください。そしてご納得がいかない方はここまでで立ち去り、今後は当ブログへのご訪問を永久にお控えください。↓ バルクプロジェクトシリーズ 免責事項 各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら手に入れておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。 以上、よろしいでしょうか? それでは始めます。 尚、始めに説明しておくと、この企画は優待が「定期預金の金利優遇」のみのところは優待族的にはほぼ無価値と言うことで対象外となっています。あくまで地元特産品カタログやギフトカードなどの戦闘力のある優待制度があるところのみを狙ったプロジェクトとなります。 そしてこのプロジェクトを現在実行している理由は以下の通りです。 0. まず大前提として、長く続く国の超低金利政策により各銀行は収益基盤を削られている。更に悪いことに地方銀行は元々数が多かった上に各地域の人口減もあり将来の成長が全く見込めず、むしろ売上高も利益も右肩下がりの「限界集落」の様な過酷な状況に置かれている。 1. そのため地銀株は今の株式市場では「最低最悪の不人気業種」となっており、名前を聞いただけで多くの投資家が眉をひそめるような状況である。 誰も話題にすることがない、誰からも関心を持たれない、誰も資金を投入しない、「3無」の状態に陥っており、0.0倍台!、0.1倍台、0.2倍台という極端な低PBR水準にまで売り込まれ打ち捨てられた銘柄群が、浜辺に打ち上げられたアザラシの如くにゴロゴロと転がっている。 2. 歴史的に見て、低PBR銘柄群への投資は報われてきた。 この数年は「バリュー投資冬の時代」が続き全くパフォーマンスは冴えないが、マーケットでは「有効な手法と言うのは常に移ろっていく」ものである。 そしてその手法が馬鹿にされ嘲笑され、多くの投資家に見捨てられた時が「陰の極」だったということも良くあることである。そのため、今後バリュー投資手法が息を吹き返し、更に金利水準の上昇があった場合には、「ダブルスープの恩恵」が地銀株に降り注ぐ可能性がある。 3. 地銀各行は、店舗統廃合や顧客に課す各手数料の大幅アップなどの「なりふり構わない」経営改善策を必死に続けており、その効果がついに出て業績が劇的に改善しているところが多い。 実は個人的にはそのせいで大変な迷惑を被っているのだが、逆に言うとそれは「各地銀が着実に利益構造を改善している」ことの裏返しでもある。実際、2021年度の各行の業績には上方修正が続出している。 4. 地銀株はどこも「各地方を代表する優良企業」であり、長年の企業活動により地元に深く食い込んでいる。そのため、各銀行の「地域特産品満載の優待カタログ」は内容にオリジナリティがあって同時に非常にクオリティが高いところが多く、優待族的には垂涎ものである。 5. そうは言っても、「地銀株は全体として未来が明るくない」のは間違いない。なのでどこか1社を「決め打ち」して戦うのはリスキー過ぎる。そうではなく、魅力的な優待が付いた地銀株を総ざらいしてガボッと地引網で買い集め、全国各地の貴重な郷土品優待を楽しみながらそれらを「一つの塊」として戦うのがベストな投資アイデアである。 以上です。 今日はまずは前回2021年9月のセットリストを復習しておきましょう。全部で28銘柄で、当時の時価総額は約4230万円となっていました。 詳細を見ておくと、優待地銀株ワールドで総合戦闘力最強と判断した 7337ひろぎんHD をトップに据えて、その下に 7167めぶきFG 、7327第四北越FG 、8334群馬銀行 、8381山陰合同銀行 、8386百十四銀行 、8418山口FG 、8527愛知銀行 などの有力諸大名をバランスよく配置するという、安定感のある布陣を取っていました。 それでは次に、2021年12月4日現在の最新のプロジェクトの状況を見てみましょう。尚、厳密には7182ゆうちょ銀行と 8421信金中央金庫 は地銀ではありませんが、魅力的な優待が付いているという事で「準メンバー」としてプロジェクトに入れています。 前回から比べると、新潟を完全に独占する 7327第四北越FG、堅実経営で知られる奈良の8367南都銀行、資金量四国1位の 8385伊予銀行、大阪地盤の8714池田泉州HD、千葉地盤の 8544京葉銀行 を大きく買い増ししました。また7182ゆうちょ銀行、8522名古屋銀行、8530中京銀行に新規参戦しました。 その結果、プロジェクト全部で31銘柄、時価総額は約4960万円となりました。全体としては「超主力株1つ」くらいのサイズに成長してきました。 、、、いやあ、それにしても改めてみると地銀株は指標的には激安ですね。例えば上記のリスト中で、8522名古屋銀行はPBR0.17×PER3.85=0.66、8527愛知銀行 はPBR0.16×PER5.76=0.92、8714池田泉州HD はPBR0.19×PER4.83=0.92と、 グレアムのミックス係数 が「驚異の1倍割れ」となっています。 更に非優待株にはなりますが、8337千葉興業銀行なんかはPBR0.12×PER2.51=0.30!と、「ミックス係数が限りなく0に近い。」という惨状です。 天国のグレアム先生がこの現状を見たら、果たしてなんと仰るのでしょうか? もしかしたら驚いて墓場から抜け出し、「手と手を取り合って全員瀕死の重傷」状態に陥っている我々日の丸バリュー投資家と一緒に日本株市場に参戦してくれる可能性すらあるのではないでしょうか? 以上、優待族としての出自と存亡を賭けた大型企画に成長した、 優待地銀株バルクプロジェクト 2021年冬編 でした。🎵 バルクプロジェクトシリーズ 免責事項 各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 5, 2021 11:26:32 AM
[優待株について] カテゴリの最新記事
|