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カテゴリ:優待株について
今日は株式投資本オールタイムベストです。第124位は、
トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年) です。 ジェイソン・ウィリアムズは、ジョンズ・ホプキンス大学で訓練を受けた精神科医ですが、それよりも何よりも世界的に著名なトレーダーである、ラリー・ウィリアムズ の息子さんとして有名です。 そしてラリー・ウィリアムズの著作を本シリーズの 122位 、123位 で登場させたのは決して偶然ではなく、「ウィリアムズ親子3部作」としてまとめて出すためだったのです。これはずっと以前から心の中で温めていた企画だったのですが、ここでようやく実現できてとても嬉しいです。 さてこの本は、NEO-AC性格検査という検査を受けた上で、それに基づいて個人個人に適したトレードスタイルを目指そうと言う珍しい視点で書かれた1冊です。そして、著者は父親であるラリー・ウィリアムズの名声を最大限に利用して、世界的に有名な複数のトレーダーにNEO-AC性格検査を受けさせたうえで更にその詳細な結果を開示することまで了承させています。そしてここが本書中でべらぼうに面白いところです。 中上級の投資家の方々にとっては「これはたまらん。」というずば抜けた知的興奮に溢れた本ですし、精神科医でかつ同時にラリー・ウィリアムズの息子であるジェイソン・ウィリアムズにしか書けない、逆に言うと彼だからこそかけた傑作です。 ちなみに最初に言っておくと、この本の前半は脳の構造や性格検査の話で、正直「前菜」と言う感じであんまり面白くありません。ところが、第14章の 神経症傾向とトレード あたりから、一気にヒートアップして俄然面白くなります。前半が時速30キロくらいとすると後半は120キロくらいの猛スピードが出ていて最高です。なので、皆様も最初の数十ページを読んで「なんじゃこりゃ? もうやーめた。」と諦めずに、是非最後まで読んで欲しいと思います。(笑) それでは次回からは、いよいよ本文へと分け入って参りましょう。この本、マジで凄いですよ。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 7, 2022 07:54:11 PM
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