Profile
みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、2~3年の中期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
|
Free Space
免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
|
|
さて今日は株式投資本オールタイムベスト124位
トレーダーのメンタルエッジ(ジェイソン・ウィリアムズ著、パンローリング、2013年)
の第4弾です。
今日は、第23章 性格に関するケーススタディー - ダン・ザンガー から。
ダン・ザンガーの株式市場における最大の宣伝文句は、2年弱で1万1000ドル弱の資金を1800万ドルに増やしたことである。16万4000%という気が遠くなるような利益を上げたのだ。。。この功績は、12~18か月における個人ポートフォリオの運用利率の世界記録として広く知られている。
トレーダーの世界では、根拠がない派手で大げさな作り話が横行しているが、彼はフォーチュン誌に1999年の納税申告書とトレード記録を掲載することで、この話が本当だったことを証明した。
ダン・ザンガー は、 マーク・ミネルヴィニ の傑作 成長株投資の神 にも登場している凄腕モメンタム投資家です。そんな彼の詳細な性格分析が読めると言うのは凄いことですね。続きを見ていきましょう。
ザンガーのNEO-ACの結果で最も目を引いたのは、不安(N1)のファセットが高いことだった。一流トレーダーはほぼ全員が不安の点数がかなり低く、あとは平均が何人かいただけだった。N1が高かったのは彼とあとひとりだけで、これは注目に値する。彼がこのまれな特性を持っていても成功できるならば、彼と同じように不安の点数が高い人でも成功できるかも知れないからだ。。。彼は次のように語っていた。
【ザンガーのコメント】私は心配性だ。それは間違いない。昔からそうだった。。。ただ、資金を失うかもしれないという不安のおかげで、これまで何回も救われてきた。それによってマーケットのたくさんのブレイクを避けることができたからだ。つまり、私にとって不安は良いことだと思っている。。。私は不安になる特性によって真剣にマーケットを読み、マーケットに同調しようとする。うまく説明できないが、不安のおかげでマーケットとうまく波長を合わせられている。つまり、不安をうまく活用できるようになった。
一流のトレーダーにとって致命的な欠点と言えるN1(不安)の高さを持っていながら、マーケットで大成功したザンガーの「不安感との付き合い方・生かし方」は非常に印象深くかつ勉強になりますね。(続く)
Last updated
Jan 22, 2022 02:27:51 PM
もっと見る
|