みきまるの優待バリュー株日誌

2022/04/06(水)16:35

2. 金持ちで居続けるのは、金持ちになるよりもはるかに難しい。

株式投資全般(1973)

​​ さて今日は株式投資本オールタイムベスト128位  バリュー投資 達人への道(ゴータム・ベイド著、パンローリング、2021年)  の第2弾です。  今日は、第6章 知恵を得るには謙虚さから を見ていきましょう。  ​ どの分野でも、人は深く知れば知るほど謙虚になる(これはダニング・クルーガー効果としても知られている。)​  これは間違いなく真実です。ちなみに私は現在「投資家21年生」ですが、過去の自分と較べて今が精神的に一番謙虚です。その理由は、学べば学ぶほどに「この人はワイよりも力量が上だな。」と感じる投資家の方の数がどんどん増えてきており、それで強制的により謙虚にならざるを得なかったからです。(滝汗)    ​ 自分の知識を常に疑い、すべての出来事や事象はおそらく今認識しているよりも複雑だということを覚えておくべきだ。  自己認識を保つ単純だが効果的な方法としては、断定的な言葉に「のように見える」「私の知っている限りでは」といったフレーズを加えるとよい。もうわかったと思うが、百パーセント確実なことなどないのである。​  ツイッターランドの株クラを見ると、「断定的な物言い」をする投資家の方々が人気を集め、インフルエンサーとなる傾向が強くあります。「日本株投資をしている奴なんて情弱でアホの極み。S&P500が無敵で最強。」みたいな物言いですね。    ただ、投資の世界は「平均回帰の原則」が強く働くところであり、ある期間最高の投資法であったものが、その後の数年で最悪のパフォーマンスに繋がってしまう、ということが実によくあります。なので、私は「断定的な言葉遣いをしない。」ことを以前から徹底しています。そしてそれは「確実なものなど何一つない」マーケットの世界で長生きするためのコツでもあります。  ​​ 金持ちになることと金持ちで居続けること  成功する人はたくさんいるが、それを生涯続ける(もしくはそこからさらに積み上げていく)ためには、謙虚さと感謝と学び続ける心が必要になる。  ハウゼルは次のように言っている。  自分を変えようとしなくなればなるほど、常に変化している世界ではつまづきやすくなる。  金持ちになる方法はいくらでもある。しかし、金持ちで居続ける方法は1つしかない。いつも偏執的なほど謙虚でいることだ。ただ皮肉なことに、謙虚さを失わせるいくつかのことの筆頭は金持ちになることなのである。  ダウ平均の構成銘柄が時とともにかなり変わっていくのも、フォーブス誌の長者番付が10年間で60%入れ替わるのもそのためだ。​​  これは実体験としても良く分かります。例えば、数年前のマネー雑誌で「成功した個人投資家」として取り上げられていた方のその後がどうなったかを分析してみると、かなりの確率で資産を失っていつの間にか消えてしまっています。  金持ちで居続けるのは、金持ちになるよりもはるかに難しい  という事ですね。(続く) ​​

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