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カテゴリ:優待株について
東証改革(?)によって市場区分の見直しがなされたことにより従来の東証1部は、東証プライムへと変更になりました。東証1部時代には2200人の株主数が必要でしたが、プライム市場ではそれが800人へと緩和されました。
これによって、株主数維持を目的として優待制度を導入していた企業から優待廃止が多く出るだろうという事は元々予想されていたわけですが、それが現実のものとなってきています。 例えば昨日の5月9日には、1333マルハニチロ と 2924イフジ産業 から優待制度廃止が発表されました。この内、マルハニチロは力のある自社製品優待で非常に人気が高かったこと、また一般論としてクオカード等の金券系優待に較べて自社製品優待の場合は廃止率が低いという経験則があったことにより、我々優待族には「マルハニチロショック」とでも呼ぶべき、大きな衝撃・ショックが走りました。 実際私も開示を見た瞬間、筋トレし過ぎて大胸筋がパンパンなのにも関わらず、その防御壁を通り越して鋭い痛みが心臓に走りました。ちなみに自分は元々 「缶詰優待株」 が大好きだったので、それで余計に心理的ダメージが大きかったという側面もありました。(滝汗) さて今日は個人的なメモ書きとして、優待族としての一大事である「優待制度廃止にどう対応するか?」についての自分の考えをまとめておきます。 まずは、優待廃止に増配や自己株取得などの代わりの株主還元策がセットで付いている場合です。昨日のマルハニチロや、今日新しく優待廃止が発表されたさくらんぼ🍒優待株の 5217テクノクオーツ が当てはまりますね。このパターンは基本的に「そのままホールド」します。過去の自分の経験上、中期的には「優待廃止のダメージ」を乗り越えて株価が上昇することが多いというデータがあるからです。 ただ同時に「これから売却予定の銘柄一覧」=通称「デスリスト」には一応登録します。そして何らかの拍子に株価が急騰したり、資金不足でいずれかの銘柄を売って現金をねん出しなくてはならなくなった時などに売却する、という流れになります。 次は、ただ単に優待廃止で何のフォローもない場合です。今回のイフジ産業が当てはまりますね。このパターンは、原則として「即売り」します。ただ最近は「優待廃止=全株投げ売り」の公式が浸透し過ぎているきらいがあり、優待廃止直後は我々優待族のポイ捨てが殺到して極端な需給の悪化により元々の「優待プレミアム」分を超える「異常な株価下落」を起こす事例が散見されます。 なので、私は優待廃止直後の夜間のPTSの株価推移も参考にしながら、「優待プレミアム剥落に伴う新たな妥当株価」を個人的に算定して、指値で売り注文を出すようにしています。 この時に気を付けているのは、「裸の優待廃止の時点ですでに完全な負け戦なので指値を欲張らない。敗戦処理のフェーズに入っていることを認識して、潔く想定株価域の下限で注文を出す」ことと、同時に「もしも想定以上に大幅に株価が下落してしまった場合には、しばらく我慢してリバウンド局面を粘り強く待つというBプランも持っておく」ということです。 これには、我ら優待族の窮地に付け込んで暴利を貪ろうという手練れの熟練投資家たちによる、いわゆる 「優待族狩り」 を避けたいということもあります。 ただいずれにせよ、このパターンの場合は瞬時に「デスリスト」入りしますし、その後も最優先で売却を検討します。 今のところは、株主優待廃止を受けてのアクションプランはこんな感じです。今後も「大物優待廃止」が続出しそうな予感がしますが、淡々と機械的にクールに善処していく予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 10, 2022 07:35:16 PM
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