2022/05/26(木)13:17
4.どこまで株式に資金を配分するか?
さて今日は株式投資本オールタイムベスト130位
間違いだらけの投資法選び(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2002年)
の第4弾です。
今日はまずは、間違いその28 から。
投資家が犯す最大の過ちのひとつに、投資リスクを本当のリスクとしてとらえないということがある。
筆者の会社では、投資アドバイザーが新規顧客と一緒に投資方針を作成するときに必ず用いる表がある。これは投資家が自分のリスク許容度、あるいは許容力を見極めるためにデザインされたものである。
これを見ると、許容できる最大損失が50%ないと株式配分の限度を100%に出来ないことが分かります。これは多くの投資家にとっては思っていたよりも「厳しい数字」ではないでしょうか?
次にもう一つ、間違いその33 を合わせてみていきましょう。
投資期間によって、株と債券の配分は変わってくる。投資期間が長いほど、株が債券のパフォーマンスを上回る可能性や、ベア相場が過ぎ去る可能性は高くなるからである。このことと次ページの表は、株と債券の配分を決めるときの目安になるだろう。
投資期間が20年以上ないと最大株式比率を100%にはできないという事ですね。投資家によって「戦う期間」は様々だと思いますが、これもいいところを突いていると思います。
さて私自身は投資家21年生ですが、ピカピカの1年生の頃から「常に全財産のほぼ100%を株式に配分」し続けて戦ってきました。その理由は、過去データから見て「それが一番理に適っている。」と考えたからですが、世界最弱市場の日本でその方針を貫き通すのは決して楽ではなかったですし、眠れぬ夜もたくさんありました。(滝汗)
なので、どこまで株式に資金を配分するかは、結局個々人が自分で決めるしかないんでしょうね。(続く)