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カテゴリ:ポートフォリオ分析関係
今日の日記は昨日の、
大きな絵は小さな絵から出来ている の続編です。 さて私がシュタイナーの言葉から気付いたことは、各業界に「非優待株だけど、でも非常に良い銘柄」があった場合には、それを買ってバルクプロジェクトにオブザーバー参加させた方が業界全体への理解が深まるし、どの銘柄がより割安なのか、総合力が高いのかが分かりやすくなる、つまり「小さな絵のクオリティが上がる」ということでした。 具体例を出しましょう。 私は以前から「割安株の宝庫」であるホームセンター業界の銘柄を買い集めてそれらをバルクで愛でていました。そしてその中から一番割安と考えた2790ナフコを主力に、一番やんちゃで元気がいいと考えた7516コーナン商事を準主力に据えて戦っていました。 でも業界5位の9842アークランズは成長力があって割安なのにも関わらず1株も持っていませんでした。理由は簡単で専門外の非優待株だったからです。でも持っていた方が業界全体への理解が深まり、かつ各銘柄の戦闘力の相互比較がしやすくなることは間違いありません。なので今回、「非優待株、オブザーバー参加制度」を設けて100株だけ買いました。 最新のセットリストはこんな感じです。↓ ![]() (上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) これを見ると、「業界上位陣は概ね売上順位とPBRが比例している。」ということがより良く分かります。業界1位のカインズは非上場、2位のDCMはPBR0.75、3位のコーナンは0.72、4位のコメリは0.60、5位のアークランズは0.61、6位のナフコは0.28となっています。 また同時に、「ナフコは業界上位の割に、1人だけ異常にPBRが低いな。」とか、「ホームセンター業界は他業種から浸食されやすく競争が厳しい所なので、全体に評価が非常に低くて低PBRだらけなんだな。」ということも理解できます。 業界5位のアークランズが100株だけオブザーバー参加してくれたことによって、プロジェクト全体の視野が広がり以前よりも理解が深まる結果となりました。↓ ![]() (上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) 今後はこの「非優待株、オブザーバー参加制度」を全プロジェクトに導入して戦っていきます。より良い投資家になるため、小さな絵の精度を上げることによって全体の大きな絵をより力強くて正確なものに仕上げることを目指します。これからも自分に出来ることは引き続き何でもやっていく所存です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 19, 2024 04:39:17 PM
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