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みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Jan 2, 2023
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 さて、魅力的な優待のついた地方銀行株を全て買ってコレクションしようという、優待族ならではの遊び心といたずら心に満ちた








​ ​​​優待地銀株バルクプロジェクト​​​​







 ですが、本日はその6か月ぶりとなる2023年新春最新版をお届けします。












 尚、始めに説明しておくと、この企画は優待が「定期預金の金利優遇」のみのところは優待族的にはほぼ無価値と言うことで対象外となっています。あくまで地元特産品カタログやギフトカードなどの戦闘力のある優待制度があるところのみを狙ったプロジェクトとなります。










 そして2年前にこのプロジェクトを始めた理由は以下の通りでした。









0. まず大前提として、長く続く国の超低金利政策により各銀行は収益基盤を削られている。更に悪いことに地方銀行は元々数が多かった上に各地域の人口減もあり将来の成長が全く見込めず、むしろ売上高も利益も右肩下がりの「限界集落」の様な過酷な状況に置かれている。












1. そのため地銀株は今の株式市場では「最低最悪の不人気業種」となっており、名前を聞いただけで多くの投資家が眉をひそめるような状況である。



 誰も話題にすることがない、誰からも関心を持たれない、誰も資金を投入しない、「3無」の状態に陥っており、0.1倍台、0.2倍台という極端な低PBR水準にまで売り込まれ打ち捨てられた銘柄群が、浜辺に打ち上げられたアザラシの如くにゴロゴロと転がっている。













2. ​歴史的に見て、低PBR銘柄群への投資は報われてきた。 この数年は「バリュー投資冬の時代」が続き全くパフォーマンスは冴えないが、マーケットでは「有効な手法と言うのは常に移ろっていく」ものである。



 そしてその手法が馬鹿にされ嘲笑され、多くの投資家に見捨てられた時が「陰の極」だったということも良くあることである。そのため、今後バリュー投資手法が息を吹き返し、更に金利水準の上昇があった場合には、「ダブルスープの恩恵」が地銀株に降り注ぐ可能性がある。









3. 地銀
各行は、店舗統廃合や顧客に課す各手数料の大幅アップなどの「なりふり構わない」経営改善策を必死に続けており、その効果がついに出て業績が劇的に改善しているところが多い。



 実は個人的にはそのせいで大変な迷惑を被っているのだが、逆に言うとそれは「各地銀が着実に利益構造を改善している」ことの裏返しでもある。













4. 地銀株はどこも「各地方を代表する優良企業」であり、長年の企業活動により地元に深く食い込んでいる。そのため、各銀行の「地域特産品満載の優待カタログ」は内容にオリジナリティがあって同時に非常にクオリティが高いところが多く、優待族的には垂涎ものである。











5. そうは言っても、「地銀株は全体として未来が明るくない」のは間違いない。なのでどこか1社を「決め打ち」して戦うのはリスキー過ぎる。そうではなく、魅力的な優待が付いた地銀株を総ざらいしてガボッと地引網で買い集め、全国各地の貴重な郷土品優待を楽しみながらそれらを「一つの塊」として戦うのがベストな投資アイデアである。







 以上でした。







 まずはプロジェクトスタート時の2020年3月の初代セットリストを見ておきましょう。全部で27銘柄で時価総額約1000万円での船出でした。当時はコロナショック真っただ中だったこともあり、ほとんどプラスになっている子がいない、赤字だらけの地獄のゲロゲロマイナススタートとなりました。


















 、、、プロジェクト開始後も地銀株は暴落が続き、私はリスクコントロールに細心の注意を払いながらも全体としては資金投入をひたすら続けました。


  もちろん銘柄の構成は常に脳みそを振り絞って考え、トヨタ式の「カイゼン、カイゼン」で、少しでも「力のある、意味のある塊」となるように努力を継続してきました。そして、自分の「優待地銀株箱庭」は静かに成長していきました。。。









 次に、2022年2月のプロジェクトの状況を見てみましょう。





 それまでプロジェクトの首領として君臨していた7337ひろぎんHDが「優待改悪」により上位集団に吸収され、7167めぶき、7327第四北越、8334群馬、8381山陰合同、8385伊予、8386百十四、8418山口、8577愛知などの有力諸大名が似たような時価総額で激しく競り合う群雄割拠の戦国時代となりました。この中から天下統一を果たす新たな覇者が出るのか、それともドロドロ油地獄の混戦が続くのか、全く目が離せない状況となっていました。




 尚、厳密には7182ゆうちょ銀行と 8421信金中央金庫 は地銀ではありませんが、銀行と言う括りでは一緒ですし、また魅力的な優待が付いているという事で「準メンバー」としてプロジェクトに入れています。





 その結果、プロジェクト全部で33銘柄、時価総額は約5270万円となりました。


















 それでは次に、前回2022年7月の状況を見てみましょう。





 優待地銀株の中で、相対的な魅力が高いと考えた「東北の雄」8341七十七銀行(1000株→3000株)や、8714池田泉州HD(10000株→20000株)を買い増ししました。その8341七十七銀行や、8527愛知銀行が時価総額上位に並んで全体をけん引する「やや縦長」の構成に変化してきていました。




 プロジェクト全体としてみると、時価総額は5530万円で構成銘柄は32となっています。また全体の損益も僅かですがプラス圏に入っており、「何とかこれからも企画を続けられそうかな?」という「薄日が差してきた」状況でした。




 ちなみに前回の33銘柄から32銘柄へと1つ減っていますが、これは青森県1位の8342青森銀行と青森県2位の8350みちのく銀行が「悪魔合体」して「青森県を完全制圧」する7384プロクレアHDに変身してしまった影響です。








(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)






 それではいよいよ最新データとなる2023年1月現在の状況を見てみましょう。黒田日銀のまさかのサプライズ実質利上げ(0.25→0.5%)により、収益改善の期待から各地銀は「株価棒上げのお祭り状態」となりました。その結果、2年近くの苦闘を経て私のプロジェクトもようやくホッと一息つけるような状況となりました。時価総額は7527万円で損益は+1707万円となっています。





 具体的に中身を損益順で見ていきましょう。7389あいちFG、8341七十七、8714池田泉州、8334群馬、8418山口FG、8367南都、8361山陰合同などがけん引する形で、プロジェクトの損益が急激に改善してきています。








(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)







 またしばらく前に導入した ​「非優待株オブザーバー参加制度」​ により、8306三菱UFJ、8316三井住友、8411みずほなどのメガバンクにも無理を言って新しく参加してもらう事にしました。これによって、各地銀株の相対的な株価的な立ち位置がより立体的に分かるようになりました。




 先ほどのリストを高PBR順に並べてみると非常に面白いです。地銀界最強クラスの戦闘力を誇る8331千葉銀を除くと、8306三菱UFJ、8316三井住友FG、8411みずほのメガバンクが相対的に高く評価されていることが良く分かります。また今後のメガバンクのPBR推移によって各地銀株の未来もおおよそ決まる形になっているんだな、ということがより具体的に理解できます。




 そして「地銀株はもう上がり過ぎだ。!」という意見が一部にあるものの、依然としてPBRが0.1倍台、0.2倍台の銘柄も多く、少なくとも地銀株人気が過熱しているというような状況からは程遠いのではないか?と個人的には考えています。








(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)




 


 以上、優待族としての出自と存亡を賭けた大型企画に成長してきた、 優待地銀株バルクプロジェクト 2023年新春編 でした。🎵 





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​バルクプロジェクトシリーズ 免責事項



各バルクプロジェクトシリーズ は、私の投資家としての遊び心から「エンターテインメントとパフォーマンスの両立」を賭けて、また同時に「投資を極限まで楽しむことを通じてより良い投資家になる」ことを目指して全力で取り組んでいるものです。



記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。​





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Last updated  Dec 19, 2024 04:25:11 PM
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