みきまるの優待バリュー株日誌

2023/02/12(日)10:39

デンジャラスコース(サリーちゃんのポートフォリオ5)。

​☆この記事はシリーズ連載 「サリーちゃんのポートフォリオ」 の第5弾です。未読の方は、​第1弾​​ ​第2弾​ ​第3弾​ ​​​第4弾​ と順番にご覧下さい。☆​  み 「それではデンジャラスコースの説明に移りましょう。まず1番目が、家具、調理用品、小型家電等の専門商社で、ブランド品の小売りも手掛けている ​8119三栄コーポレーション​ です。」 み 「三栄コーポは業績不振に苦しんでおり、今期で3期連続の大赤字で株価もこの5年で3分の1くらいまで転げ落ちています。ただ構造改革を必死に進めており、私の見立てでは来期には黒字転換が期待できると思います。」 み 「株式投資の世界では「変化」が一番の儲けの種であり、赤字から黒字へのダイナミックな業績改善は高く評価されることがあります。また三栄コーポレーションは既にPBRが0.3倍台前半まで売り込まれており、仮に来期以降も赤字が続くとしても下がってもせいぜいここからは20~30%くらいと思います。」 み 「その一方で業績が回復すれば、株価2倍くらいは十分に期待できると思います。当然高いリスクのある銘柄ですが、それを上回るリターンが狙えるのではないか?と個人的には考えています。」 み 「また別の視点で言うと、3期連続大赤字で業績ズタボロの今の三栄コーポを買えるのは、我々の様な奇妙奇天烈な視点を持った優待族しかいないという面もあります。他の市場参加者と全く異なる考え方でポートフォリオを組むことは、市場で生き残るためにとても大切なことです。」 サ 「優待は何ですか?」 み 「最近はかなり曇ってしまっていますが、三栄コーポには元々ブランドインキュベーターとしての高い能力があります。ドイツ製のコンフォートサンダルのビルケンシュトック、ベルギー製のカジュアルバッグのキプリングなどの力のあるブランドを多数手がけており、それらの製品をカタログから選びます。非常に魅力的なラインナップですよ。」 サ 「それは惹かれますね。」 み「2番目は、スキンケアなどの高級化粧品を自社製造、直営店販売している ​4926シーボン​ です。業績不振でこの数年大赤字を連発しており株価も上場来安値水準に落ち込んでいますが、財務状態は鉄壁で十分に困難に耐えるだけの力があります。また100株で8000円相当の自社商品セットが頂けるのですが、これは大変女性に人気があります。」  ここで横でずっと話を聞いていた姫が乱入「うん、シーボンの優待、超いいよー。」 サ 「それもちょっと欲しいですね。」 み「はい、「優待を楽しみながら業績の回復を待つ。」という視点からはなかなかいいアイデアなのではないか?と思います。株式投資ではみんなと同じことをしていては基本的には儲からないですからね。」 み 「3番目は ​3863日本製紙​ です。原燃料価格の高騰で大赤字に転落していますが、0.2倍台と言う超低PBRでまた業界大手でもあり、業績回復の際には大きな株価上昇が期待できると思います。ただしここはあまり財務状態が良くないので本当にリスクは高いです。優待の自社製品のティッシュペーパーは高級品であり、鼻を嚙んでもヒリヒリしません。」 サ 「ここもとても良さそうですね。惹かれます。。。」 み 「、、、一応ですね、デンジャラスコースはこの3つから2つを選んで貰うというものになります。予算35万円だと全部は買えないですからね。」 サ 「あーどうしよう、悩むなあ。。。」 (続く)

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