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カテゴリ:株式投資全般
さて エスクリ事件 から得た私が得た最大の教訓は、
「その時にマーケットで人気化している指標的に割高で超ホットな銘柄やテーマ株にはなるべく近寄らない方が良い。」 というものでした。 マーケットと言うのは「世間の一般常識に染まった、レミングス的な大衆行動を異常に嫌う」不思議な所です。分かりやすく言うと、 「みんなと同じ投資アイデアで戦った場合、それが正しくてもご褒美はごく僅かで、万一もしもそれが間違っていた場合にはとんでもなく厳しい極刑に処せられる。」 ということです。 そしてエスクリで喰らった大損失に伴う精神的・経済的な巨大なダメージは、その後の主力株選定方針にも多大な影響を与えました。具体的に言うと、他の投資家が持っていない、自分で発掘したオリジナリティの高い銘柄をより優先してPF上位に据えるようになりました。「出来れば自分以外誰一人手掛けていない、手垢のついていない子が一番いいや。」くらいのメンタリティーになりました。 ただ投資の世界はあまりにも広くて深淵であり、名著バリュー投資アイデアマニュアルで著者のジョン・ミハルジェビックが喝破したとおり 「自社開発主義ではやっていけない」 厳しい所でもあるので、他の凄腕投資家の方のポートフォリオで滅茶苦茶良い銘柄を見つけた時にどうするのか、と言う難題は残りました。 じゃあ今どうしているかと言うと、結局はミハルジェビックの言う通りのやり方で、「まねしたアイデアでも、自分の通常の評価基準を満たすものだけを厳選してポートフォリオに加える」ようにしています。また自分のオリジナルアイデアとパクリューアイデアが同じレベルと考える時には当然自分で見つけた方を優先するようにもしています。 そのくらいかな。良くも悪くもエスクリ事件が自分に与えた影響は本当に大きかったです。今回、9年の歳月を経てようやく本当の総括が出来たくらいですからね。(滝汗) ま、でもこの記事が書けて良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 27, 2025 07:45:16 PM
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