さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位
インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年)

の好評第4弾です。今回が最重要回となります。
今日も、本書中でもナンバーワンのキレキレの出来と思う、第1章 株と債券のリスクとリターンを決める要因 から。

つまり、賢い戦略は次のようになる。
●自分の能力と意欲と必要なリスクを反映したポートフォリオを構築する。
●アクティブ運用のファンドは避ける。
●自分の戦略を続ける規律を持ち、市場のノイズやそれがもたらす感情(綿密に練った計画ですら放棄させる感情)を無視する。

スウェドローの指摘はサラリと書いてあってとてもシンプルですが滅茶苦茶大切なことと思います。何故なら、そのまま「強大な敵であるインデックスファンドに打ち勝つための3つのアクティブ戦略」になっているからです。順番に見ていきましょう。
1番目は、 「ベストの投資戦略というのは個人によって異なるので自分でDIYで作り上げるしかない」 ということです。性格・能力・資金力・ライフステージのどの位置にいるかが全員違うからです。
2番目は、 「勝つためには信託報酬ゼロゼロワンダフルの0.0%で戦えるアクティブ個人運用しかない」 ということです。アクティブファンドは購入時の手数料が3%で毎年の信託報酬が2%みたいな「ボリボリの暴利」なやつばっかりなので、コスト負けになってしまってほぼ勝てないことが統計的に既に証明されているからです。
3番目は、これが一番大切なことですが、 「 石仮面 を被ってサイコパスになれ。人間を辞めてディオになれ。」 ということです。

95%の凡人が負けるのは、人間としての弱さが仇になり感情と決断をうまく分離できないからです。石仮面の力で今日から人間を超えましょう。

そして、「オレは人間をやめるぞ!! ジョジョーッ!!」 とザラ場が開く毎朝9時に絶叫しながら日々マーケットに対峙する。これが一番大切です。(続く)