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Feb 6, 2025
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カテゴリ:投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト145位




 インデックスファンドを推奨する42の理由(ラリー・E・スウェドロー著、パンローリング、2024年)






 
​ の第6弾です。





 今日は、第25章 戦わずして勝つ から。









 ​
 マーケットタイミング



 市場でタイミングよくトレードすることを試みた証拠はなかなか面白い。例えば、ピーター・バーンスタインは「ザ・ポータブル・MBA・イン・インベストメント」のなかで、100の大手年金基金が行ったマーケットタイミングについて調べた結果から、彼らがある程度のマーケットタイミングを試みたが、それによってリターンが改善したファンドは1つもなかったという結果を紹介している。


 マーケットタイミングを試みてもひどい結果に終わる証拠をいくつか見ていこう。マーケットタイミングを試みるときは、正しいことを1回ではなく2回しなければならないということを覚えておいてほしい。


 正しいタイミングで売り、正しいタイミングで買い直さないとならないからだ。


 急落した四半期のあとは70%以上の確率で市場は上昇していた。このような事実を見ると、伝説の投資家と呼ばれるピーター・リンチがこう言った理由がよく分かる。「調整で失われるよりもはるかに多くの資金が、調整に備えたり、調整を予想したりすることで失われている」。


 また、ウォーレン・バフェットは、株を保有したい時間枠は永遠だと言っている。


 もし弱気相場を予想できないならば、何が賢い戦略なのだろうか。











 この章でスウェドローは、マーケットタイミング投資法の危険性を口を酸っぱくして教えてくれています。そして過去の大投資家の多くも同じことを言っています。例えば前世紀の偉人バーナード・バルーク(1871~1965)は、「マーケットがよくないときは離れ、よいときだけ投資することができるなどというのは嘘つきだけだ。」と辛らつに表現しています。





 また​2025年現在のX(旧ツイッター)ランドでも、市場環境がちょっと軟調になると、「これから株価はもっと下がるから、今は現金比率を高めるべきで急いで慌てて株を買うべきではない。」と言う様な言説が溢れかえります。ただこれらは、「賢い自分だけはマーケットタイミングを計ることが出来る。」と言っているのと同義であり、決して参考にするべきではないと個人的には考えています。​​







​ ノーベル賞経済学者であるウィリアム・F・シャープは、



​「10回中7回以上正解できないのならば、マーケット・タイミング戦略は採用しない方が良い。​​​​」​



 と述べています。つまり「70%の正解率が必要」ということですね。​









​ その一方で、「世界最高のトレーダー」として知られる「資産1兆円男」のスティーブ・コーエン(1956~存命中)







 は、



​「​​最高のトレーダーでさえ、利益を上げるトレードは63%に過ぎない。ほとんどのトレーダーの勝ちトレード比率は50~55%。」​



 とかつて述べました。​







 皆様にも胸に手を当てて良く考えて頂きたいのですが、世界最高峰のトレーダーの勝率が63%なのに、70%の確率でマーケットタイミングを計ることが私達市井の街角投資家に果たして本当に出来るものでしょうか?







​ 私は、



 ​一切マーケットタイミングを計らずに、常に愚直に鼻血ギリギリまでフルインベストメント​​​​ を貫く​



 という投資方針をここまでずっと堅持し続けています。​








 何故なら、




​ ​高い確率(70%以上)でマーケットタイミングを計ることが出来ない以上、どんな市場環境下であっても単純(シンプル)に堅牢(ロバスト)にフルインベストメントを貫いた方が遥かに良い​​



 と考えているからです。​








​ 成功率が低くて複雑な戦略は市場では通用しません。つまり、長生きが出来ません。私はずっと以前からマーケットタイミングを計る投資はしない方がいい、と確信しています。今回のスウェドローの言葉を読んで、その思いを新たにしました。(続く)









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Last updated  Feb 6, 2025 08:33:11 PM
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