さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。今回の記事はかなり気合を入れて書いています。
51位 2418 ツカダ・グローバルホールディング
(東P、6・12月優待) ◎◎◎
PF時価総額51位は、欧米風邸宅での挙式・披露宴が主力でしたが、この数年でホテル運営部門が急成長しているツカダ・グローバルホールディング(旧:ベストブライダル)です。
ここは以前、旧社名のベストブライダルだった頃に主力の一角として激アツで戦ったことがあったのですが、久方ぶりにPF上位に返り咲いてきました。


現在の株価は597円、時価総額292億円、PBR0.88、自己資本比率は28.9%と今一歩、今期予想PER5.35、配当利回り2.0%(12円)です。
優待は年2回、100株保有で自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券2枚ですが、これは残念ながらあまり価値がない(メルカリ平均価格は300円)です。

ただ昨年2024年10月23日に優待改善があり、10000株保有で年2回(1)自社グループホテル優待券10000円分及び(2)自社グループホテル宿泊1泊招待券1枚が頂けるようになりました。
この宿泊1泊招待券の価値は現時点では不明ですが、使えるホテルがホテルインターコンチネンタル東京ベイとストリングスホテル名古屋で両方共に良いホテルなので、個人的には1枚30000円くらいはいくんじゃないかな?と現時点では思っています。

なので10000株保有時の総合利回りは3.4%(12+8=20円)と考えます。
、、、ところで、全世界を曇天の雲のように覆っていたコロナ禍が完全に終了して自由に行動できる時代が戻ってきました。そして私も仕事やプライベートで東京や大阪などの大都会に頻繁に出かけるようになりました。
ところが円安に伴うインバウンド需要の増加や激しいインフレの影響でしょうか、この2年間くらいでホテル代がどんどんどんどん値上がりしています。最近だと週末にちょっといいホテルに泊まろうとすると平気で「1泊10万円」くらいするので、ちょっと閉口していました。
そういう「プチぼったくり気味なダイナミックプライス」の高額なホテル代をぶつぶつ文句を言いながらしぶしぶ払い続けているうちに、「ちょっと待てよ。こういう自分の消費者としてのピンチは、絶対に投資家としてのチャンスに変換できるはずだ。」とハタと思い付きました。
そして「必ずどこかに秘密の抜け穴があるはずだ」と決め打ちして、「あーでもない、こーでもない」と色々と考え続けているうちに、「そうだ、ブライダル事業で磨き上げた高いホスピタリティ能力をうまく生かして高級ホテルをたくさん運営していて、宿泊代高騰の追い風の恩恵をダイレクトに享受しているツカダグローバルに大きな投資チャンスがある。」と気付いたのでした。
それでは「オメー、インバウンド需要&インフレのどさくさに乗じて高級ホテル事業でプチぼったして儲けてるんじゃないの?」という疑惑の目で、改めてツカダを皆様一緒に目をかっぽじって見てみましょう。
下記の通り、海外2つを含む7つのホテルを経営しています。この中で「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」は何度か泊まったことがあります。品川と言う都心にありながら静寂の大空間が広がっており、抜群に美味しい朝食も含めて素晴らしい高級ホテルです。
あと、その品川のインターコンチに泊まろうと思って、間違って「インターコンチネンタル東京ベイ」の宿泊予約を取ってしまったことが1度あって仕方なく泊まったのですが、(汗)こちらも結果としてはかなり良いホテルでした。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
ホテルセグメント利益は2024年12月期で前期から53.9%増の36.7億円となっています。やっぱりしっかりと稼いでいましたね。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
平均客室単価も41667円と急上昇しています。コロナ前を遥かに超える水準となっています。「都会のホテル代が高騰している」という一消費者としての実感にもぴったりと合うデータですね。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
2024年に新たに3つのホテルへ投資しています。社長さんはその「トランプの絵札」みたいな巻き髪のゴージャスなルックスからしてただものではないだろうと元々思っていましたが、

チャンスと見れば一気呵成に攻める姿勢が素晴らしいですね。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
そして私が一番惹かれた資料がこちら。
ホテル事業は2024年の6棟1029室が2027年には11棟2089室へと「ほぼ倍増」する
というのです。これがうまくいけば更に大きな利益成長を遂げられるかもしれないですね。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
また、「祖業」である婚礼セグメントも実は大きく回復しています。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
特に式場の婚礼運営を積極的に受託してリスクを抑えながら利益を上げる戦術を徹底しているのがいいですね。ウェディング関連には破綻したり事業を辞める会社が続出しており、新型コロナの大ピンチを何とか生き残ったツカダは「残存者利益」を得られる絶好のポジションにいるようにも見えます。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
以上をまとめると、
ホテル事業は急成長中、ブライダル事業はしっかりと回復中
ということですね。

(上記データは2024年12月期決算説明会資料より引用)
そして、ここまで見てきたようにブライダルで培ってきたノウハウを応用できるホテル事業の伸長で、今後数年間で急成長できそうな今のツカダグローバルがPER僅か5倍ちょっとと言うのは非常に魅力的なんじゃないか?と自分は思って多めに買ったのでした。
2027年くらいまでのここから2、3年の中期目線で、「利益成長でEPS150円×許容PERが2倍に上昇で10倍」で、ダブルプレイで株価1500円くらいは楽に目指せそうに個人的には感じています。
と言うのは、過去15年のPER推移を見ても「PER10倍」というのは特に無理がある目標とは思わないからです。↓

(上記データはIRバンクより引用)
更に今のツカダは2024年12月期、2025年12月期と連続最高益更新予定の業績好調で「未来が極めて明るい」状態にあり、許容されるPERレンジが上がっても全く不思議ではないと考えるからです。↓

(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用)
以上を総合的に考えると、ワイの目の前には「ちょっと分かりにくい、でも滅多に無い大チャンス」がチューリップ満開🌷のお花畑の様に広がっている気がしています。皆様の評価はいかがでしょうか?

2024~25主力株概況シリーズ 免責事項
2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。