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カテゴリ:投資本書評
さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位
身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) ![]() の第6弾です。 今日は、 第5部 生きるとはある種のリスクを冒すこと の中の、 ![]() 第5章 シミュレーション装置のなかの人生 から。 ![]() ある日のディナー・パーティーで、私は巨大な円卓を挟み、デイヴィッドという礼儀正しい人物の向かいに座った。 ![]() あのドナルド・トランプが勝ったのは欠点のおかげ ![]() このタレブのアイスピックの話は強烈で、本書中で最も印象に残りました。そして私は何故か、 マーケットの魔術師 大損失編 (アート・コリンズ著、パンローリング、2006年) ![]() の中の、 大物トレーダー リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ のインタビューを思い出しました。 ![]() 少し引用してみましょう。 知り合いのプロフェッショナルのほとんどは、損や失敗トレードについて語ることはあっても、成功トレードについては絶対に口にしません。 ![]() つまり、投資家として大損をしたことがある、深い傷跡があるということは、「身銭を切り、リスクを取って戦い、そして生き抜いてきた。」ことの証明であるということです。 私は良く他の投資家に自分の エスクリ事件 などの大損した話の鉄板ネタを面白おかしく話した後で、「あなたが、これまでに一番損した投資はどんなものですか?」という質問をします。 そして経験上、優れた投資家の損失話はべらぼうに面白いことが多いです。つまり、「体にたくさんの傷跡があり、同時に長く生き抜いてきた投資家はとても信頼できる。」ということなんですね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 19, 2025 08:10:09 PM
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