さて今日は、2024~25主力株概況シリーズです。
58位 9267 Genky DrugStores (東P、非優待) ◎~◎◎
PF時価総額58位の上位銘柄は、福井地盤のドラッグストアで岐阜、愛知、石川、滋賀などへも侵攻中のGenky DrugStoresです。「フード&ドラッグ戦略」が当たり躍進が続いています。



現在の株価は3370円、時価総額1045億円、PBR2.06、自己資本比率は41.4%、今期予想PER15.29、配当利回り0.4%(13円)で、優待はありません。ここは以前から優待を出したり引っ込めたりガチャガチャやっている非常に落ち着きのない会社なのですが、今は廃止されています。
ゲンキーは既存店月次推移も好調ですし、成長意欲が強いですし、非優待株であるという極めて大きな減点材料を加味してもなお、PF上位で戦える総合戦闘力を維持していると考えています。

(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用)
ちなみに私は今年に入ってポートフォリオ上位銘柄の「選択と集中」を加速させており、TOP50から既に10銘柄以上が戦闘力不足と判断されて母なる「優待株いけす」へと舞い戻っていきました。その中で専門外の「非優待株」になってしまったここゲンキードラッグストアは当然何度も処分対象となりました。というか、むしろ「筆頭リストラ候補」でした。
そのため多分10回くらいは「優待を出したり止めたりガチャガチャしてて嫌だし、ここはもういいでしょう。」と思ったのですが、そのたびに「いや待て、ゲンキーには、正確には藤永社長には、凶暴で偏執狂的な成長への意志と情熱がある。売り場構成を見ても完全に何かが憑いている。こういう銘柄は大化けすることがある。ここは我慢して売らない方がいい。」という結論となりました。
例えば、ナショナルブランド(NB)とプライベートブランド(PB)を真横に並べて、その価格差を殊更に強調するえげつなくて生々しいやり方も「ザ・サイコパス☆」って感じで、個人的には超好き。↓

また2023年6月から直近の2025年4月の2年弱でも店舗数は409から461と大きく増えていますし、最近注力している滋賀県への侵攻状況を見ても、16から24と1.5倍になっています。
滋賀県と言えば食品スーパーの 8276平和堂 が「絶対的王者」として君臨しているわけですが、

そういう中で「福井から来た狂犬」こと、時代の趨勢にも合っている「フード&ドラッグ戦略」で突き進んでいるゲンキーがどこまでやれるのか、果たして王者平和堂の喉元にガブっと喰い付けるのか?をとても興味深く感じています。

(上記データはゲンキーHPより引用)
P.S. ゲンキーのプライベートブランドのオイルサーディン、うまかった。。。。

2024~25主力株概況シリーズ 免責事項
2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。