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カテゴリ:株式投資全般
さて先月は我々株クラの世界ではIDやログインパス、取引パスを抜かれての不正アクセス、証券口座乗っ取りで話題騒然でした。私も取れる対策は色々と取っていましたが、同時に「肝心の証券会社のセキュリティがザルなので限界はあるというか、証券会社側が穴をふさいでくれないと全然意味ないよな。」とずっと思ってもいました。
メインで使っているSBI証券側の対策が最低限終わったのでこのタイミングで言及しますが、元々SBIには米国株アプリとバックアップサイトに穴がありました。両方とも、2段階認証をしていてもIDとパスだけで侵入できてしまう状態だったからです。 ただ4月26日にFIDO(スマホ)認証に対応した米国株アプリのようやくのリリース&強制アップデートがあり、そして我々株クラが大騒ぎした声が届いて5月2日にはバックアップサイトも急遽閉鎖されました。ちなみに私も電話でバックアップサイトの閉鎖を強くお願いしました。これでSBI証券に関してはおそらく大きな穴は塞がれたのかな?と現時点では認識しています。 ただ当初はバックドアが開いたままのお尻丸出しの状態で「使っている人がいるのでバックアップサイトの閉鎖は5月31日」とSBI側はのんびりし過ぎた説明をしており、私は「マジで頭がおかC。SBIには客の資産を守ろうという意思がほとんど感じられない。これは自分の身は自分で守らないといけない。」と危惧は強まるばかりでした。 、、、少し時系列が前後しますが、4月中旬位からXでの口座乗っ取り被害の報告が激増し始めました。そうこうしているうちに私がフォローしている投資家の中に、実際にお会いしたことがある方を含めてハックされた方が出てきました。自分は投資歴の長いいわゆるコサカス(古参の株クラ)を中心として大体500人くらいをフォローしているのですが、その中から3人がやられてしまいました。 仮に1か月で500人のうち3人が不正アクセスされるとすると、その確率は0.06%になります。ただこれを12カ月=1年に延長してみると、被害にある確率は7%にまで跳ね上がります。1年間証券口座をオープンにしておくと100人の内の7人がロシアンルーレットに当たって脳髄が飛び散るということです。 個人的にはこの確率はとても看過できないと考えました。自分が選んだ銘柄に集中投資し、結果として間違っていて吹っ飛ぶのは100%自己責任なので納得できますが、証券口座をハックされて好き放題資産を失うということは絶対にあってはならないと思いました。 また同時に常に証券口座の心配をしながら毎日を過ごすというのは精神的にとても疲労しますし、脳の限られたメモリーを大量消費してしまうので、投資家としての生命線である複雑で精緻な2次的思考が出来なくなってしまうという別の切実な問題もありました。 そのため、苦渋の策ではありますが、5月2日をもって証券口座を全ロックしました。同時に資産管理ソフトを使うことも止めました。毎日書いてないと腕が落ちてしまうのでブログの更新はこれまで通り続けますが、主力株概況・ポートフォリオ概況の両シリーズの順位は4月25日現在のものでしばらくフィックスとさせて頂きます。 皆様もどうか資産の保全を第一に考えて、安全にお過ごしください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 5, 2025 07:52:45 PM
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