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Sep 12, 2025
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カテゴリ:投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト150位




 ブラックスワン(ナシーム・ニコラス・タレブ著、ダイヤモンド社、2009年)




 の第5弾です。









 今日は、 非常に印象的な、第4章 千と一日、あるいはだまされないために から。









 ​

​ 七面鳥に学ぶには



 どんなものであれ、観察で得られた知識には罠が仕込まれている。


 七面鳥がいて、毎日エサをもらっている。エサをもらうたび、七面鳥は、人類の中でも親切な人たちがエサをくれるのだ、それが一般的に成り立つ日々の法則なのだと信じ込んでいく。政治家の連中がよく使う言葉を借りるなら、「一番の利益を考えて」くれている、というわけだ。感謝祭の前の水曜日の午後、思いもしなかったことが七面鳥に降りかかる。七面鳥の信念は覆されるだろう。


 エサをくれるその手に、いつか首を絞められるかもしれない。そういう状況なら、七面鳥の問題はいつでも当てはまる。1930年代のドイツ社会に溶け込んでいたユダヤ人を考えてみればいい。


 安心感が一番高くなるのは、リスクも一番高まったときなのだ。

 
 過去は典型的な未来を表現した一番信頼できる予測だなんて思い込むからこそ、私たちには黒い白鳥がわからない。


 







 ​

​ 図1:千と一日の歴史


 感謝祭前後の七面鳥。1000日にわたる過程の積み重ねも、次の1日について全く何にも教えてはくれない。こういう過去を延長しただけの安易な予測は、どこにでも現れる。


 






 ついに出たー。




 このタレブの「七面鳥問題」は非常に有名になりましたが、いま改めて読み返しても多くの示唆に富んでいると思います。簡単に言うと、「我々投資家は自分が七面鳥にならないように気を付けないといけないよ」ということです。なぜならマーケットは、昨日の賢者が今日の七面鳥になる
「負のブラックスワン」に満ちたところだからです。





 ところで私はしばらく前に超高学歴の若手の投資家の方々とお話をする機会があったのですが、その時に面白い話がありました。それは「この10年間くらいのマーケットでは投資家のパフォーマンスを分けたのはレバレッジをかけていたかどうかのみで、それだけでほぼ100%説明できる」という話でした。「レバを掛ければかける程成績が良くそれ以外のファクターはほぼ無視していいレベルだった。だから投資の肝はどれだけレバを掛けられるか、ただその一点なんだ」という内容でした。





 私は「自分はリーマンショックも経験してるし、どうしてもそんなに強気にはなれないです。」と言いましたが、若手の方々は皆「えっ、みきまるさんレバかけてないんですか? それじゃ全然パフォ出ないじゃないですか、どうしてですか?」と怪訝な顔をされていました。





 自分の頭の中にはその時タレブの七面鳥の話がぐるぐるとループで登場しました。そして、「経験してきた相場によって、投資家の考え方ってこんなにも違う物なんだな。」と若手の方々のキラキラと輝く目をとても眩しく感じました。(続く)











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Last updated  Sep 12, 2025 07:39:22 PM



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