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Apr 7, 2026
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カテゴリ:投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第154位は、




 ブラックスワン回避法(マーク・スピッツナーゲル著、パンローリング、2016年)








 です。





 著者のマーク・スピッツナーゲル(Mark Spitznagel)は、アメリカのヘッジファンドマネージャー&作家であり、テールリスク・ヘッジ戦略のパイオニアとして知られています。2007年に創業したユニバーサ・インベストメンツを率い、運用資産は約110億ドル(2020年時点)と推定されています。






 スピッツナーゲルの投資法は、テールリスク・ヘッジ(tail-risk hedging)を中心に構築されており、長年の盟友である ​ナシーム・ニコラス・タレブ​ の ​ブラックスワン理論​ や ​反脆弱性​ の概念に強く影響を受けています。また2020年3月のコロナショックでは、ユニバーサのプットオプション戦略がS&P500の34%下落時に4144%という驚異的なリターンを達成したことも話題となりました。
要は、彼は「2025年現在で世界最高峰の投資家の1人」ということですね。





 さてこの
スピッツナーゲルによる本書ですが、「極めて難解で分かりにくい」ことで我々投資本ジャンキーの間では非常に有名です。彼はタレブと同じオーストリア学派に属しているのですが、この宗派は「迂回戦略」をその根本の哲学としています。





 そして本書は書き方までが完全に「迂回的」で、異常なほどに回りくどくていつまで経ってもどれだけ読んでも結論に到達しないのです。しかも最後の数章でようやく具体的な投資法の話に辿り着いたかと思えば、ほとんど具体的な話をせずに煙に巻いて終わり、という衝撃的なエンディングを迎えます。(滝汗)





 更に悪いことに、スピッツナーゲルは本人が異常に頭が良いせいか、バリュー・モメンタム・クオリティなどの各投資法の詳細やその歴史的経緯などは「読者が前もって完璧に理解している」前提で本書を書いています。そのために1行1行が途轍もなく重くてボディブローのように効きます。




 
 私はこの書評を書くために2025年5月から8月くらいまでたっぷり3か月くらいをかけて何度も読み返したのですが、それでも未だに完璧に理解することは出来ていないと思います。ただ、自分の投資家としての能力と老化具合を勘案すると、「いま、この瞬間にスピッツナーゲル本に挑まなければ、おそらくもう永遠に書くことは出来ない。」と感じたので、このタイミングで決行しました。率直に言って死ぬほど大変だったですし、この本に深く入れ上げた関係で2025年の投資成績には悪影響があったとも思います。(汗)





 ここまで読まれた読者の方は、「じゃあ、なんでそんな悪本の書評を必死こいて書くの?」と疑問に思われると思います。理由は簡単です。





 スピッツナーゲルのやり方は、2025年現在で世界最強の投資法




 であるとワイが確信しているからです。なので、どうしてもこの書評を仕上げて、それによって一段上の投資家に自分がなりたかったからです。





 それでは次回からはこの「世界最狂&最凶クラスの難易度」を誇るスピッツナーゲル本に挑んでいきましょう。まぢで激ムズですよ。ご覚悟下さい。(続く)











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Last updated  Apr 7, 2026 02:07:28 PM



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