|
カテゴリ:投資本書評
さて今日は株式投資本オールタイムベスト154位
ブラックスワン回避法(マーク・スピッツナーゲル著、パンローリング、2016年) ![]() の第3弾です。 今日も、私が本書を何度も何度も読み返した後で、「実はここにスピッツナーゲル投資法の秘密のすべてが書いてあったんだな。」と呆然としながら気づいた珠玉の出来である まえがき から。 オーストリア学派というのは、19世紀の文化的・知的集団に、その誕生の地にちなんで半ば侮蔑的につけられた名である。カール・メンガーとオイゲン・フォン・ベーム・バヴェルクを祖とするこの集団は、資本をより生産的な目的を達成するための迂回手段としてとらえる新しい考え方を打ち出した。 ![]() オーストリア流投資法とはつまり、利益そのものを直接的に追い求めるのではなく、利益を獲得するための迂回手段を取りにいくというものだ。 ![]() スピッツナーゲル先生、ご意図はよくわかるのですが、あまりに迂回が過ぎます。しかもその旅路があまりにも複雑怪奇で迂遠で、私は何度も何度も遭難してしまいました。次回作では何卒もう少し「簡単な迂回路」でお願い致します。難し過ぎて脳みそが過熱して沸騰し、本当に死んでしまいます。(玉汗) 目先の利益を強く求める人類の奇癖ゆえに、一見安易に手にできそうな利益には警戒すべきである。一方で、後の優位性を確保するために、当初は不利な立場に甘んじるという迂回戦略を実践することは、本能に反した取り組みであるがゆえに、ほとんど不可能にも思われるのだ。 ![]() オーストリア流投資とバリュー投資は兄弟の様な関係にあると思いますが、スピッツナーゲルの「より古く、原始的で、磨きをかけたもの」という表現は深いです。 投資法と言うのは単純であればあるほど堅牢(ロバスト)であり、だからこそ私は、 オーストリア流投資法が現代で最強の投資手法 であると確信しているんですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 16, 2026 01:44:46 PM
[投資本書評] カテゴリの最新記事
|