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カテゴリ:投資本書評
さて今日は株式投資本オールタイムベスト154位
ブラックスワン回避法(マーク・スピッツナーゲル著、パンローリング、2016年) ![]() の第13弾です。 今日も、これまた素晴らしい出来である 第10章 オーストリア流投資法II から。いよいよクライマックスとなる最重要回の登場です。 ![]() オーストリア流投資法とバリュー投資とには、被写界深度と望遠的な長期視点という違いがある。後者は、やがて得られるであろう利益のために、のろのろ進むカメや釣り竿片手に座り込むマルコのように、長期にわたって根気良く待ち続けることである。 ![]() ![]() くー、この部分は凄かった。投資本を読んでいてこれほどの衝撃を受けたことはないというくらいに脳みそが揺れました。 「オーストリア流投資法とバリュー投資とには、被写界深度と望遠的な長期視点という違いがある。」というスピッツナーゲルの言葉は両者の違いを途轍もない切れ味でスパっと言語化しています。 そしてここを読んだ瞬間に、「そうだったのか、、、スピッツナーゲルはワイが専門としているバリュー投資法の欠点をピンポイントで正確に指摘してくれている。彼の言う通りで、オーストリア流投資法の方が明白に上だ。考え方を修正し、被写界深度の深い投資家に自分を作り替えよう。心の中では『優待オーストリア投資家』になろう。」と思いました。 ところで、1970年代で世界最高のトレーダーと言われた、マーケットの魔術師の エド・スィコータ はかつて、 占い師は未来に生きている。物事を先延ばしにしたい人も同じだ。そしてファンダメンタルズ派もそうだ。 と述べました。我々バリュー投資家が遠い未来ばかりを見て、ちーとも目の前の市場の現実を見ていない、おっとりと泰然とし過ぎて天然記念物か化石みたいになっていることを指摘した強烈な警句で、私は一度読んでからずっと忘れられずにいました。 そしてスピッツナーゲルの「バリュー投資家は望遠的視点で世界を見ている」と言う指摘を読んだ時に、「これはエド・スィコータと同じことを言ってくれている。我々バリュー投資家はピントが遠くに合い過ぎていて、近くがボケボケになり過ぎている。そこが欠点だったんだ。そうではなく、 被写界深度を深くして近くから遠くまでを1枚の写真にピントが合うように収める必要があるんだ。それがオーストリア流投資法であり、だからこそバリュー投資の上位互換になるんだ。 」と考えたのでした。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 19, 2026 07:37:17 PM
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