優待物流・陸運・倉庫関連株バルクプロジェクト2025。
さて私は「同じ業種の優待バリュー株をたくさん集めて一つの塊として戦う」やり方を以前から好んでいて多用しています。その中で 「優待地銀株バルクプロジェクト」 はブログで良く紹介しているのですが、最近、「これ、非常に有力で良いアイデアなんじゃないかな?」というものがあるので、今日はそれを出してみます。 具体的には、「優待物流・陸運・倉庫関連株バルクプロジェクト」です。物流・陸運・倉庫セクターには指標的に割安でかつ魅力的な優待が付いた銘柄がわんさかあるので、それらをパッケージにして戦っているんですね。 特に物流業界では近年、M&A(合併・買収)が活発化しており、EC(電子商取引)市場の拡大や「2024年問題」などの影響を受けて、多くの企業が規模拡大や競争力強化を目的に動いています。 2022年には佐川急便を傘下に持つ9143SGホールディングスが、同業のC&FロジHDを買収しましたし、つい最近の2025年1月には富山県拠点の路線トラック大手である9070トナミHDが日本郵便の子会社である「JWT」に約74%のプレミアムを付けた価格でTOBされることが発表されました。 そういったこともあり、私は今後も物流関連にM&Aが多く出ると期待していて、このプロジェクトでも物流銘柄を厚めに保有しています。 さてそれでは早速プロジェクトの最新の状況を見てみましょう。札幌地盤の陸運会社 9027ロジネットジャパン と、倉庫業界4位で中部地区最大の総合物流企業である 9310日本トランスシティ が2TOPとして君臨し、その下に激旨メロン優待で知られる静岡地盤の物流会社である9057遠州トラックやタクシー業界最大手で「福証の輝ける一番星」として有名な9035第一交通産業が続く形となっています。 プロジェクト全体の時価総額は1億円ちょいで、全体では2500万円くらいの含み益がある状態であり、まずまずうまくいっている企画となっています。 それでは次にプロジェクトの時価総額トップ2について簡単にコメントをしておきます。 1位の9027ロジネットジャパンは超マイナー市場である札証所属なのが響いて毎日の出来高がほとんどないような状態です。ただ指標的に割安&まずまずの成長力&美味しい自社製品ミネラルウォーター優待の3拍子が揃っていて抜群に良い銘柄と思います。 ちなみに昨年2024年10月の週刊ダイヤモンドによると、「業界の風雲児」として知られる9090AZ-COM丸和HDの和佐見勝社長が「北陸や北海道に拠点を置く上場物流会社に接触しているという情報がある」と書いてありました。この中の北陸の会社と言うのは前述のトナミHDで、北海道の会社と言うのはここロジネットだろうと個人的には思っています。 なので「ロジネットは何もなくても超割安なので、今の株価位置なら大敗はまずない。そして万一どこかに狙われれば、大きなプレミアムを付けてのTOBが期待できる。」と考えています。「コインの表なら勝ち、裏でも負けは小さい」と言う モニッシュ・パブライの「ダンドー」 にまるっと当てはまるような、極めて魅力的な状況と見ています。 2位の日本トランスシティは日本の物流の要衝である中部地区をがっちりと抑えています。「ここを買収できるのなら、奮発してたんまりお金出すよ。!」という狼はいくらでもいるでしょうし、ロジネットJ同様の「お楽しみ袋」であると考えています。 ま、そのくらいかな。これからもこの「優待物流・陸運・倉庫関連株バルクプロジェクト」は楽しく継続していく予定です。