モメンタムとは、直近で優れたパフォーマンスを上げた資産が、将来も引き続き、少なくとも短期間は優れたパフォーマンスを示し続ける、あるいは直近で優れたパフォーマンスを上げなかった資産が、将来も引き続き、少なくとも短期間は優れないパフォーマンスを示し続ける傾向にあることを指したものである。
1997年にマーク・カーハートが自身の論文でモメンタムと言う言葉を初めて用い、ファーマ・フレンチの3ファクターモデル(市場ベータ、サイズ、バリュー)と合わせて、投資信託のリターンを説明しようとした。
ここでは、 モメンタムの定義を直近の1か月を除く過去12か月(言い換えれば、2~12月)のリターンと定義 する。
この基準に従ってランク付けされた上位30%の銘柄の平均リターンから、下位30%の銘柄のそれを差し引くことでモメンタムファクターとする。このモメンタムファクターはUMD(Up Minus Down)とも呼ばれる。
モメンタムファクターを加えることで、資産評価モデルの説明能力が大きく高まることになる。3ファクターモデルは分散されたポートフォリオのリターンの違いの90%ほどを説明できるが、この説明能力が5%ほど向上し、90%台半ばにまで増大する。
またそれによって、 4ファクターモデルはファイナンスの世界の主要なモデル となり、ファンドマネジャーや彼らの戦略のパフォーマンスを分析・説明するときに用いられるようになった。 1927~2015年の期間におけるモメンタムファクターの年平均リターンが9.6% である。
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