障がい者を受け入れてくれない高校の現実
とも君の話をしたいなと思います。とも君は私の大阪のひまわり教室(パソコン)の元生徒です。現在は息子と同じ中学生3年生です。彼の障害は小児麻痺で、松葉杖か、車椅子で移動します。パソコンのキーボードを打つとき、右手しか使えなかったけど、実はリハビリで左手も使おうと思えば使えるようになると聞いたので両手でローマ字が入力できるように訓練した結果、左手が使えるようになりました。そんな中、中学生になり、勉強に精一杯な日々が続き、ひまわり教室も大阪市の事務所に変わったこともあり、とも君とは会わなくなりました。久しぶりにとも君のお母様からメールを頂きました。「受け入れてくれる高校がなくて、高校探しに悲鳴を上げている」という近況報告を教えて下さいました。「ともの高校の受け入れ先がなくてまだ高校巡りをやっています。私学も良いお返事を頂いていたのですが、土壇場になって拒否されました。なかなか現実は厳しいですね・・・府立高校に切り替えるか、夜間にするか、迷っているところです。」というお言葉を頂き、涙が出てきました。同じ年の息子を持つ母親同士として、、、やりきれない気持ちになりました。「何か私にできることはないか・・・」と思うばかりでした。『私学も良いお返事を頂いていたのですが、土壇場になって拒否されました。』おそらく、私学に国から助成が出る話が出る前はやむを得ず・・・と私学は受け入れようとしたかもしれない。けれど、私学に国から助成が出ると話しが決まった時点で生徒の受け入れが変わったというならば、酷だ。私学も大変なのはわかるが・・・・。どうして目の前にいる生徒を受け入れてくれないのか、思うと悲しい。現実は厳しいとわかっているけど、親としてみれば、どうすることもできないって悲しいもんだと感じました。なんとかともくんの受け入れの高校が見つかりますように・・・!