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笑甲斐

笑甲斐

東京のダンスホール

東京のダンスホールとして有楽町の東宝ダンスホール
と鶯谷の新世紀等があります。他は余り知りませんが

随分前に閉店した老舗、横浜の白馬車はとても雰囲気
が良くて好きでした。

本格的なプロ楽団による生演奏。座って聴いている
だけでも浮き、浮きと心が弾みました。

国内の大御所の東宝ダンスホールの思い出を綴ります。

 
 日本一豪華と私が思う東宝ダンスホールは東京の有楽町にあります。 邦画のShall we Danceでは このダンスホールと大阪ワールドと言うダンスホールが参考とされて、スタジオにダンスホールのセットが組まれたと言われています。名実供に屈指の名所です。

 上京の機会が有り、夕食は喜多方ラーメンとライスの省エネで済まして、早々に2700円の入館料を払って、わくわく気分で入館。

勿論生バンドです。サンドラと言う 知る人ぞ知るダンス音楽の人気女性シンガーがフルバンドの演奏で軽快に歌っていました。ラッキーと益々心が弾みました。 
 
 躍りたいでもフリーの女性が居ない。 暇そうに顔を見合す私と同様にあぶれたオッサンと視線が合う、実に罰が悪い一瞬シマッターと思った。
それでも気分を直し、踊れない不満を開き直り、舞台袖の席に座り、音楽を聴く事に集中した。 生演奏が30分単位で2グループで演奏されている。20名程フのルバンドと6~7名によるグループバンドの組み合わせである。

 CDもリリースしている人達なので、聴き応えは充分にある。でも、ここはダンスホール 踊らないと チャーシューの入らないラーメンみたいで何だか物足りない。
1時間程経過、ようやく座っている女性をお誘いして 何とか2人と踊る事が出来た。 と言うのは、このダンスホールでは、プロのインストラクターが男女30名ほど常駐していて、それぞれ 30分間2000円の料金でダンスの相手をしてくれるシステムになっています。

 今夜は残念、殆どの入場者はインストラクターと踊っているので、フリー客が居なかった。数年前はフリー客も大勢居たので充分に踊れました。それを思うと実に寂しい話である。

 このまま帰ろうか。いやいやと思って、私もインストラクターをお願いした。どんな女性が来ても断る事は不可なので一抹の不安。
ラッキーでした。閉店まじかが幸いしたのか美人で優しそうな、実に良い先生がお相手してくれました。

 先生のホール名は 愛  だった。本場のイギリスのダンスで名高いブラツクプールに10回程、行ったことがあるとのお話も聞かせてくれた。回数の信憑性は定かで無いが、下手な私のリードに実に気持ち良く踊らせてくださった。

流石はプロ。また、笑顔がとても良かった。笑顔の女性と踊ると当然、心が弾みます。誰かに似ている。誰だろうと思って、先生誰かに似ていませんか。と尋ねると。 そうね。
一瞬ためらい、笑わないでね。松坂慶子さんに似ている言ってくださる人も居るのよ。ちょつと松坂さんに申し訳無いけどね。照れながら、教えてくださった。
 
 『ワォー似ている。似ている。あの親しみのある笑顔に』そうすると、日本一のダンスホールで今宵はとても良い体験が出来たと満足。満足。やはり東京には華がありますね。

 そして0時頃にホテルに戻り、展望風呂に入った。このホテルは 客室に風呂が無くて、最上階に大きな展望風呂があります。私は、風呂好きです。この風呂に入るといつも至福の気分になります。だから、東京のホテルはここと決めています。
とても気分良く就寝した。

 愛先生と初めて踊ったのが5年前、お陰様で現在もメル友として親しくさせて頂いています。
元日赤の看護婦をなさっており、昼は理工学系大学の図書館に勤務して、学者の研究の資料収集等で著書をサポート。愛先生への謝辞が掲載されている難しい書物を頂いたり、英国に出掛けた際の貴重な記念写真も頂戴したりした事もあります。
 とてもインテリで心が優しく笑顔の素敵な先生。北海道にご両親が暮らしており、高齢で病気で入院中で看護をご兄弟姉妹で分担、ここ数年は東京と北海道を行ったり戻ったりの生活をなそっているとの話、誠に親孝行な心掛けに感心しています。
 今でも、愛先生との 縁 えにし に感謝しています。

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                             日々笑進 みき
 
 



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