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テーマ:今日のワイン(6028)
カテゴリ:ワイン
『MUSCADET』 AOCは『MUSCADET』、これって『アルザスワイン』ですよね? ラベルの見方が他のフランスワインと違うようですね~。 上の『SERVIR FRAIS』がドメーヌ(ワイナリー)名で 『MUSCADET』はワインに使われた葡萄の品種名をそのまま使っているみたいです。 500円で購入。 ドイツに近いので、甘めのドイツワインのような味なのかな? と期待するとがっかりします。 酸味がしっかりある、さっぱり目のお味でした! _____________________________________________________________________________________________ 『MUSCADET』追記 私、またまた勘違いをしていたようです・・・ 確かにアルザス地方でもこの品種の葡萄でワインを作っている ようですが、その場合、『Muscat d'Alsace』というAOCになるみたいです。 このワインは『.APPELLATION MUSCADET CONTROLEE』 なので、ロワール地方のナント地区のワインのようです。 失礼しました! ロワール地方 ナント地区 ロワール地方というと先ず美しい古城やかつてのフランス宮廷文化の華やかなイメージが思い浮かびます。 フランス中央部の山々を源とするロワール川は全長1000kmにも及び大西洋に注いでいます。 フランス全土の地図で位置をみるとブルゴーニュ地方より北に位置し寒いのではないかと想像しますが、実際には大西洋の影響を強く受ける海洋性気候で冬も比較的暖かく夏も猛暑に襲われる事はありません。 穏やかな気候、森と田園に囲まれた魅惑的なワインの産地です。 河口の都市「ナント」は世界史にも登場する有名な都市です。「ナントの勅令」とかを思い出される方も多いかと思います。 ここは18世紀初頭に猛烈な寒波に襲われ葡萄畑が全滅して以来、霜害に強い「ミュスカデ」という白葡萄が栽培されています。ミュスカデから造られたワインはライトタイプでフレッシュ&フルーティ、ミネラルや花の香りのするカジュアルな辛口タイプです。 また、「シュールー・リー」という製法を用いアミノ酸のうまみを加えたワインとしても有名です。この製法の為に微発泡している事も多いようです。 AOC名 Muscadet Muscadet de Sevre et Maine Muscadet des Coteaux de la Loire Muscadet Cotes de Grandlieu _____________________________________________________________________________________________ ★アルザス地方 すぐ東はドイツ国境、南に下るとスイス国境があります。フランス中央からみると北東の位置です。 アルザスの中心都市ストラスブールはほとんど国境の町なのですがこの町を流れる川はライン川でドイツ国内を通って更にオランダを通過して北海に注いでいます。 シャンパーニュ地方と同じくらい北に位置していますが、気候は実は温暖です。西側のヴォージュ山脈が風を遮り乾燥した半大陸性の気候をもたらしています。 ワイン産地はストラスブールを中心とする北部(バー・リン)とコルマールを中心とする南部(オー・リン)に分かれています。しかしアルザスは他のフランスのワイン産地と違いAOC名が葡萄品種となっていますので、実際に買うときには畑の場所よりも葡萄品種を見て買う事になると思います。 アルザス・ワインは、生産量の約95%が辛口白ワインであり、原則リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァーネル、ピノ・ブランのどれかが単独で使用されています。 またヴァンダンジュ・タルティヴ(VIndantes Tardives)という遅摘みしたぶどうから造った甘口ワインと、セレクション・ド・グラン・ノーブル(Selection de Grains Nobles)という完熟したぶどうか貴腐化したぶどうから造った甘口ワインがあります。 ★ミュスカ MUSCADET ロワールの河口近くナント地区で多くが栽培されています。 シュール・リーという製法を使い、フレッシュで酸味の鋭いワインを生み出しています。 マスカット風味とも言えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 23, 2005 01:57:29 PM
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