「子どもへのまなざし」 佐々木正美著
「子どもへのまなざし」 以下要約です。・乳幼児期の育児は「子どもの要求や期待にできるだけ十分にこたえてあげる」 赤ちゃんは自分で何もできない。できることは「泣くこと」だけ。 泣くことでまわりに希望を伝え、その希望がかなえられれば相手を信じ、多くの人を信じることができる。 泣き続ける子のほうが努力家、育てにくいと思ってはいけない。・近所づきあいをしよう。家族ぐるみで出かけると子供の社会性が育つ。・子どもが失敗したときが親の出番。家族みんなで効力し合って全面的に応援しよう。・お母さんを信頼できる子どもは人を信頼する。人を信頼する力と自分を信頼する力は同じもの・「ソーシャル・レファレンシング」の感性を育てよう。 「ソーシャル・レファレッシング」とは・・・幼い子どもが「どうすればいいのかな」と振り返ったとき、親やまわりの人の視線が必ず見守ってくれていて、どうすればいいか教えてくれる。そういう過程をとおして幼い子どものなかに育っていく人間的な感情や感性のことをいう。はいはいやよちよち歩きをする子どもがとまどったときは必ず振り返って自分を見守ってくれている人の視線を期待している。またそれまでできなかったことがはじめてできた時も子どもは必ず振り返る。子どもが振り返ったときに見守ってあげ、声をかけてあげることが大切。・子どもの望んだことに手をかけてあげないと金銭でものをねだる。・いたずらを何度もくり返すと創造力や自発性が育つ。 ピアジェの言葉「幼児の行動は科学者と同じ」・しつけはくり返しきちんと教えて実行できる時期をゆっくり見守ってあげる。できるだけ子どもまかせにしてあげる。・子どもは親の言ったとおりにしないで親のやっているとおりにやる。 子どもにこうなってほしいと思ったら親がそのとおりの振りまいをすればいい。・自分が幸せでなければ相手を思いやれない。・外でダダをこねる子は家ではかまってもらっていない子・中高生になりスキンシップできないときは食事に気を配る。はっとさせられる言葉、胸に突き刺さる言葉がたくさんありました。これを読んでから子どもに対する態度が少し変わったように思います。子どもへのまなざし