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ミモザ日和

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2010.01.22
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ご心配おかけしましたが、PCすっかり直って、修理出さなくてもよくなりましたー。
近年小説を全くと言っていいほど読んでいなかったのに、最近は読書熱が何よりも勝っているため、ブログもほったらかしですが;

今年に入って読んだ本は14冊。私にとっては驚異的な数字です。
私の本棚はこちら

読み終えた直後のレビューを最近掲載しています。
(携帯から見てくれている友達も多いので、そのままコピーします。)


『学問』山田詠美

高校生のとき衝撃を受け、一番好きだった作家さん。
若者向けと勝手に思っていて、ずっと読んでいなかったが、とんでもなかった。
今でも衝撃的。それでいて、その頃よりも深いところまで読み取れて面白い。
当時読んだ作品ももう一度読んでみようと思う。

子どもから思春期にかけての性への目覚めを軸に、男女4人組が生き生きと描かれている。
題名を「学問」としているところに作者の意図がうかがえる。
洗練されていて、キレが良い文章。考え尽くされた比喩にはうまい!としばしば感動。キラキラした子どもの世界に浸ることができた。

それぞれの人物の訃報も記されていて、どんな人生を送ったかを想像でき、登場人物にますます親近感が湧いた。




『風味絶佳』山田詠美

うーん。上手い。
恋愛を食べものにからめて描く心理描写。
甘くてエロティックですが、ほろ苦さもあって味わい深い作品。
中でも表題作のグランマの「女の子は、シュガー・アンド・スパイス」は名言。


先ほど知りましたが、映画になっていたんですね。
しかもタイトルがシュガー&スパイス。


レビューにも書いたけど、私の中での第二次読書ブームのきっかけが山田詠美さんでした。
(ちなみに、第一次は小学3年生のときの江戸川乱歩。なんて渋い。)
すっごく久しぶりに読んで、あの時の感動を思い出しました。


角田さんの著書も読み進めています。


『三面記事小説』角田光代

実際の事件をもとにしたフィクションの短編集。
それぞれのタイトルページにその事件の新聞記事の三面記事が掲載されているが、私は一番最後に読んで、なるほどこの記事がこんなストーリーに、なんて思いながら楽しんだ。
リアリティがありすぎて、ホラーを読んでいるようにゾクゾクした。
事件の裏には、本当にこんな背景があったんじゃないか、と錯覚させる作者はすごい。




『この本が、世界に存在することに』角田光代

本をテーマにした短編集で、本好きの人なら共感するところが多々あると思う。
作中にあるように、昔読んで面白くなかった本を、今再び読んでみるとそうだったのかーということも多い。
本が面白くないんじゃなくて、そのときの好みに合わなかっただけ。
それ故、好みの本との出合いは感動もので、読書をやめられない。



角田さんの大好きな著書(日記はこちら)、『八日目の蝉』がNHKでドラマ化されるそうです→
好きな本の映像化ってうれしいんだけど、イメージ違ったらどうしようっていう不安もありますね。
でもこれは見てみよう。


その他、最近読んだ本。(ソーシャルライブラリーにレビュー載せています。)



『ファミリーポートレイト』は『八日目の蝉』とよく並べられるようです。
子連れの逃亡劇という点で共通していますが、私にとっては全然違いました。
母が子に押し付ける、虐待を含む歪んだ愛は、苦痛でしかなかった。。子どもにとって母親が絶対の存在で、その先付きまとうことも。
でも、すごく評価の高い本で、逆に『八日目の蝉』は誘拐犯だし・・・という点からも、厳しい評価の方も多いです。

人によって感じ方が全然違う。でも、それが読書の楽しさだと思うのです。
好みの本か否かの違いだけ。
色んな人のレビューを(絶対に読後に!)読むのは面白い。
私がお勧めの本を読んで、全然だめだったーという方、よかったら教えてくださいね。


今年の本屋大賞ノミネート発表されましたね。

『神様のカルテ』
『植物図鑑』
『新参者』
『猫を抱いて象と泳ぐ』
『横道世之介』
の5冊は図書館で予約していますが、いつ回ってくるかなぁ。
去年の大賞『告白』ももう何ヶ月待っていることか・・・(予約時、78人待ちだった。)
『1Q84』は127人待ちで予約もしてません。今年中には買って読みたい。







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Last updated  2010.01.23 00:16:37
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