というわけで、土曜日の夜にEテレで放送されている「おとなのEテレタイムマシン」という番組があるのですが、先日の土曜日、ホルストシュタインさん指揮でのベト7が放送されていました。1996年収録とのことで、私的は最近、ですがもう28年前とは年月の経つ早さを感じさせるところです。
て、この曲、2000年以降急に有名になりました。海外のことは知りませんが、わが国では「のだめカンタービレ」という漫画作品が実写化され、その際のテーマ曲がこのベト7だったのですよね。確かに、それまで不遇をかこっている名曲でしたが、すっかり大人気曲になり、一時期はアマオケでもこぞって取り上げていたのもいい思い出かもしれません(そういう私は1回しか演奏機会がなくて、ですけれど)。そんな曲を聴きながら、もっと不遇をかこっている偶数番をやりたいな、とむくむく思い始めたのは悪い虫がうごうご、ではあります。
そうなんですよね、ベートーヴェンの偶数番、よく演奏される6番「田園」含めて本当難曲なんですよね。難しいからプロもそうそう取り上げない→聴く機会が少ない→人気が出ない→演奏されない という最悪なスパイラル発生なのですが、実は偶数番の曲のほうが聴き応えがあるっていうのも困ったちゃん。ファゴット吹き的には4番は確かに逃げ出したいですが、いえいえ2番、8番も難しいですがぜひまたやりたい曲です。7番の演奏を聴きながら、そんなことを考えてしまいましたが、皆様はベートーヴェンの偶数番、お好きでしょうか?