不適切会計問題で業績が悪化した東芝が、経営立て直し策として、家電事業の売却や提携に向けた交渉を進めている。不振の白物家電は、海外の生産拠点をトルコの家電大手「ベステル」などに売却する方向で協議中だ。パソコンは国内勢との事業統合を目指し、テレビは海外事業から撤退する。東芝の歴史を支えてきた中核事業は大幅縮小が避けられず、転換期を迎えている。
洗濯機や冷蔵庫など白物家電の生産拠点は、国内のほかに、タイ、中国、インドネシアにある。これらの一部をベステルなどに売却する方向で検討している。ベステルは１９８４年創業の新興メーカーで、テレビや白物などを幅広く手がける。シャープなど日本勢も含めた海外メーカーのＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）を積極的に請け負い、業績を大きく伸ばしている。

海外で安くものが作れない時代だな。中小が潰れていくわけだよ。東芝も今回の会計問題でイメージ悪くしたよ。しかし、ここ数年、業界にとってはいいニュースはないもか。