コロナ禍から経済活動の本格化に伴い、2023年に入り「人手不足」関連倒産が急増している。と記事によると、今年1-2月の「人手不足」関連倒産は合計21件（前年同期比162.5％増）で、前年同期の2.6倍に急増しているという。内訳は、「求人難」が10件（同100.0％増）、「従業員退職」が6件（同100.0％増）で、この2要因で全体の76.1％と8割近くに達する。また、人件費高騰も5件（前年同期ゼロ）発生している。コロナ禍に比べれば、景気も何となくよくなってきた感じもあるけど、まだ足元はこんななんだね。

コロナ禍で従業員の雇用問題が浮上した後、政府は雇用調整金の特例措置で雇用維持に努めたことで、「人手不足」関連倒産は2021年後半から減少をたどった。だが、2022年後半からインバウンドや経済活動が再開し、一気に人手不足が深刻化。同時に、急激な物価上昇による賃上げ機運も高まり、就労条件の良い企業への人材の流出も懸念されている。

インバウンドより物価上昇だろうね。馴染んた働きやすさより、少しでも賃金のいいところへ動くしかないもん。