第5話Aパート【初心者を卒業する仕事】
フフフ・・・ククク・・・。馬車の中でも鉱石を大量に手に入れた喜びと初めての狩猟の喜びにフリードは喜びを隠し切れずにいた。ど・・・どうしたんですか?ハンターさんさっきからずっとそんな調子ですが・・・。聞きたいか・・・?ククク・・・へぇ・・・まぁ、そんなに聞いてくださいっていう感じのオーラを出していれば誰だって・・・。そうか!聞いてくれるか!、実はなぁ・・・ファンゴにぶっとばされてさぁ、凄い高いところから落とされてさぁ、正直死んだ・・・と思ったんだけどな?なんとその下にはすげー珍しい鉱石がいっぱいあったんだよ!。それは幸運でしたねぇハンターさん、私も羨ましい限りですよ。ハッハッハ!だろ?羨ましいだろ!完全に有頂天になりながらも、馬車はポッケ村に着いた。よかったらお前にも一個くらいはやろうと思ったんだがな、俺もアイテムに余裕が無いんだよ・・・、また次の機会にでもな!。フリードは馬車から降りながらそういい頭を下げて一礼して馬車を後にした。村長、クエスト・・・無事に終わったよ。ほうほう・・・顔付きが立派になったのう・・・、それに目も真っ直ぐじゃ・・・。そ・・・そうかな?でもそう言われると結構嬉しいな・・・。それでのう、今のオヌシにぴったりの依頼があるんじゃよそう言い、村長は岩壁に張ってある一枚の紙をフリードに渡した。ドスギアノス・・・?ギアノスの長じゃよ、もちろんギアノスよりは強く強暴じゃが、コレぐらい討伐できんとオヌシの目指すハンターにはなれんぞ。つまりは初心者の壁ってことか・・・、わかったその依頼・・・俺がやる。わかったぞぃ、今から手配をしておくから少し待っておれわかった・・・俺も用があるからな・・・。フリードはまた表情を緩めニヤニヤしながら工房に向かった。親父!!これだけの鉱石で何が作れる!!フリードは鉱石がたんまりと入った袋をカウンターの前に置いた。おぉ・・・コイツァ・・・、すげぇじゃねぇか?だろだろ?でさぁ?何が作れるの?流行る気持ちを抑えられなくなり、まるで子供のように言ってきた。ん~・・・・非常に言いづらいんだけどなぁ・・・、おめぇさんの使ってる武器は骨系だろ?正直鉱石は使わないんだよ。そ・・・そんなじゃあコレは使えないのか?いや?今から鉄系に武器を変えたり、防具に使えたりはできるぜ?、でも今また鉄系に変えると金がかかるぜ・・・?うぅ・・・んじゃあこの「ボーンブレイド改」を改造することはできるか?ふむ・・・クロアリは十分、骨も十分・・・OK「ボーンスラッシャー」になら改造できるぜ。わかった、それでいいから頼む。ボーンブレイド改を手渡し、親父が工房の中に持っていき色々な音が聞こえ、その音が鳴り止むと同時に親父が中からでてきた。上手にできましt・・・・いや、何も無い、一丁上がりっと・・・・って防具はいいのか?いや、防具はまだいいよ何せ雪山にしかいけないからな・・・、マフモフを脱がされたら凍え死んじまうからな。フリードはボーンスラッシャーを背中に背負い、村長のところに向かった。手配は終わったか?オヌシはいつも丁度が良い時にくるのぅ、モチロン準備は完了しておる。わかった、行って来る・・・。馬車に乗り、ドスギアノスを討伐するために雪山に向かった・・・。