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カテゴリ:組織作りコンサル
社労士事務所で仕事をしていると、
実は、疑問に思うことが多々あります。 「法律」って、どこまで必要なんだろう? 自分自身が納得していないと、いい仕事はできません。 だからこそ、いつも、疑問に思ったことは、とことん調べ、 自分が納得のいく答えを探します。 法律の専門家だからこそ、わかることがあります。 そして、法律の専門家だからこそ、縛られているときもあります。 「法律を守ること」自体が大切なのではなく、 法律を守ることで、得られる「価値」が大切だ、 ということに注目したいのです。 誤解のないように書き添えておきますが、 法律は、守ってくださいね(^^;) 意味がわかってやっていることと、 意味が分からずにやっていることは、 提供の仕方に大きな差が出ます。 マニュアルに沿って人を育て、マニュアルしか教えていない人が、 それさえ守っていればいい、という勘違いをするのも、 同じ作用です。 守るべきことは守り、そのうえで、法律の規制のないことに取り組む。 あたりまえをあたりまえにするために、 出来ていないから、縛るためのルールができる。 法律に基づくルールが土台であり、 そのうえで、独自性を持った、企業風土を創るルールをつくり、浸透させる。 ルールではなくても、価値観を伝え、広げることも同じです。 その「意味」が、「思い」が伝わっていなければ、 企業の中にいる人材のサービス、商品の提供の仕方にムラがでます。 方法は問題ではなく、 その「意味」が伝わり、それをよしとする社員とお客様の関係性で、仕事が成り立つ。 労働法は、命と健康を守るためのルールです。 そして、企業内の法的整備をすることは、 労働者が安心して働ける環境をつくるために必要であり、 心無い労働者が会社を相手に訴訟を起こした場合に、会社を守る防波堤でもあります。 就業規則を労働者に見せたがらない経営者さんもまだ多いのですが、 周知していなければ、企業を護る防波堤にならない、という会社側に不利益になる場合もありますし、もともと、周知の義務もありますので、 経営者自身が労働法規を学び、その本当の使い方を知る必要があります。 年次有給休暇。 このルールを知っているか知らないかでも、 いろいろなもめごと、問題を回避することができます。 ヒントは、公休日は、ぎりぎりに、少なく設定しておくことです。 もちろん、こういうことは、法律の本には書かれていません。 そして、私も、相談があったときしか、公開していない方法もあります。 なぜなら、会社で起こる問題のケース、会社の営業形態などによって、 一番いい方法が、会社ごとに違うからです。 これは、経営者ひとりひとりが違う個性を持っているように、 会社も、ひとつずつ、違う特徴があるからなのです。 同じように、働く人も、ひとりひとり、個性や得意なことが違います。 好きと得意を結びつけた仕事。 そして、企業の大切にしている「価値観」を共有できる人が集まった会社が、 強い会社だともいえるのです。 人財育成。 企業にとっての「人財」は、企業それぞれにより、違います。 あなたの会社では、どんな人財が育っていますか? そして、どのように、育つ仕組みを作っているでしょうか? 一朝一夕にいかないことは、 仕組みを作り、習慣にしていくことが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月28日 04時24分54秒
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