「久しぶりに図面をかく仕事をいただいたけれど、わからないところがあるので教えてほしい」と
後輩が私のところにきました。
メーカーからいただいた図面をデータ化するとのことで、トレースのお仕事でした。
持ってきた図面を見ると寸法が入っていないところがあり、そこをどうやってかいたらいいか、
というものでした。
「ちょっと実際にかいてみないとわからない。」と言うと
「かいてみないとわからない・・・カッコイイ!!私も言ってみたい」
「???・・・全然カッコよくないよ。
わかる人は かかなくてもわかるし、しかも、ちゃんと説明ができるなら"カッコイイ"かもしれないけど
私はわからなくてかくんだから 全然カッコなんて良くないよ。」
その後輩から見ると図面をかけることが "カッコイイ"みたいで、あこがれでもあるようです。
彼女は職業訓練校でCADの勉強をしたようですが、就職は事務で採用され、配属された部署は
そうそう図面をかくところではなく、
それでも以前は他部署からも図面をかくのをお願いされて少しはかいていたようですが、
4月からの会社統合で新たに配属された部署は本当に図面をかく仕事が無いようで
とても残念がっていました。
久しぶりにきたトレースの仕事。
「なんか新鮮、これだけでもすごく嬉しいの」
本当に嬉しそうでした。
今、私は[限られたスペースの中に取り付ける部品]で思案中です。
時には考えすぎて、時間ばかりかかりすぎて、飽きてしまうこともあります。(仕事なのに・・・)
そういえば図面をかく喜び、最近は忘れていました。
今は当たり前のようにかいているけど、後輩と同じように、
《わからない、かけない》で随分悩んでいたことを思い出しました。
かけなくて悩んでいた気持ちを思い出したことで初心にかえることができ、
後輩には丁寧に対応できたと思います。(たぶん・・・)
思い出させてくれた後輩に感謝です。
ありがとうございます。
こういう気持ち、持ち続けていきたいと思います。
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