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2005/08/22(月)19:33

それでも、自分でない人が書いた恋の話を人々は求める

書物(活字)(239)

by 時田秀美 (ぼくは勉強ができない」 山田詠美) 「人は恋愛に関する本を読むことで、何を確認したいのか?? どんなに尽くされた言葉でも、自分の感情とはどこかが違うものなのに」 年上の桃子さんとの恋に悩む高校生、時田秀美の物語。 「勉強だけができたって、もてなかったら意味がない!」 こんなにはっきりと、現実を示すセリフがあっただろうか?? 私の中で、秀美はモテる男ナンバー1です☆ とはいえ、色男って感じではなく、 自己嫌悪に陥ってみたり、悩んでみたり、 かなり人間くさいヒーローなのですよ。 「血のつながりが恋愛話に適さないのは、それが、 あらかじめ浪漫から最も遠いところにあるものだからだ」 皆さんは、幼い頃を含め、 家族と自分の恋愛話をしてきましたか?? たまに「母親とは、友達同士のように何もかも話し合う」タイプがいるようですが、 多くの場合、思春期になると、隠したがるものですよね~。 特に、私のような一人っ子の場合、 家の中での恋愛話なんて、皆無です。 幼稚園の頃くらいまでかな~。 「○○くんがかっこいい! 好き!」だなんて親に言ってたのは。 ツーショット写真がアルバムに張ってあるし というわけで、基本的に家の中で恋愛話なんてしないものですから、 私が誰と付き合っているのか、別れたのか、 母親(父親なんて、なおさら)は知らないわけですよ・ 別れて一年以上経った今でも、 「○○さんとは最近会っとん?」 って。。。 いやいや、ごめんけど、詳しく説明するもの億劫だわ・ 注 読書感想文に向いているかどうかは・・・微妙。

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