マンガチック その後

2014/08/31(日)22:04

理事会のヴァリエーション

S市に来ている。 S市に初めて来たのはNHK大河ドラマでこの地が人気を集めていた年だ。 たまたまS市内で学会があり、そこで研究発表をするために訪れた。 古い記憶なので曖昧であるが、たしかその頃は東北新幹線の始発が上野駅だった。 だがいつのまにやら東京駅から東北新幹線に乗ることができるようになり、東海道新幹線からの乗り継ぎが格段に便利になった。 さて今回は上部団体のそのまた上部団体が主催する教育研究集会に参加するのが目的だ。 実は昨日今日と東京で、僕の所属している学会の学術大会が開かれていたが、 今の僕の状況ではそちらよりも教研集会のほうを優先せざるを得ない。 その代わりでもないが、1週間ほど遅れて別の市で開催される別学会(初めてS市を訪れたときの学会と同じだ)での発表準備に追われている。 移動とか旅行が脳を刺激するというのは本当らしいと実感としても感じる。 それはともかく今回は開催地が開催地であるだけに、昨日の記念講演でも「原発災害」についてが演題であったし、今日も「復興--被災地のいまと課題」セッションがあった。 だが3年連続して僕は「不当労働行為・権利侵害・不当解雇とのたたかい」セッションでレポート報告することとなり、今日は同時開催の他セッションを聞きに行くことができなかった。 それはそれとして、他大学組合の報告には、いろいろと唖然とさせられた。 具体的な話はさすがにここには書けないが、給与未払いの大学から「債権」を確保するための闘争だとか、提出済みだった改組予定学部の設置認定申請書類について申請を取り下げざるを得なくなったことを直接のきっかけとした「深刻な雇用問題」など。 大学の第三者評価において「保留」判定を受けた大学も、今日のレポート報告をしたなかに複数あった。 やはり問題のある理事会の経営する大学は「一事が万事」だと納得しつつ、 他方で、学部長が全員とも理事会メンバーになって表面上は民主的な大学に見えながら、実はオーナー理事長のワンマン経営が行われている所もある。 そういうわけで、悪徳理事会を簡単に見抜ければいいが、残念ながら難しい。 広い方面から個別・具体的に情報を収集してみないと、とんでもないブラック大学だったという落とし穴にはまるかもしれない。 この調子では今後ますます研究者を目指す若者が減ってくるだろう。 よろしければクリックください。 人気ブログランキングへ

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