2008/06/03(火)04:42
ドイツde幼稚園(Kindergarten)
今日からトビーは
こちらで幼稚園へ通い始めました。
さ、出発しますよ!
トビーのオパ(お祖父ちゃん)は牧師さんなのですが、
彼が務めている教会の幼稚園です。
クラス内
先週、挨拶も兼ねて初めて訪ねたのですが、
ドイツの幼稚園は想像通りに素敵でした。
遊具も玩具も園の造りも・・・
お店屋さんもあるよ
なんなんですか、この可愛いセットは!
「こっそり持ち帰っていいですか?」
りーべ、犯罪者一歩手前でした。
「あっ、あれは伊○丹で売ってた玩具!」
「あ、ネットでウン万円もしてたチャリンコ!」
「ぬぉ~憧れの木製の家にキッチンセット!」
私が通いたいよっ!と
リーベ1人で大興奮でしたよ。
が、トビーさんはド緊張。
体格の良い、
自分とは明らかに見た目の違う子供達に
ビビッておりました。
今日の初登園も
トビー「挨拶するだけね。ハローするだけね。」
と朝から言ってる始末。
オパとオマも来てくれたのですが、
サヨナラする時は号泣でした。
「トビーが大丈夫になるまでママも付いていて良いよ。」
と言われ、
結局私も園に残る事に。
か~な~り~嬉しかったリーベです!
「なんだったらずっと居てもいいですか?」
ってなもんですよ。
というか、
「私も通っていいですか?」
ってなもんですよ。
どんな事をやるのかな?
どんな風に過ごすのかな?
先生はどんな風に子供に接するのかな?
日本とどんな風に違うのかな?
いろいろ吸収したくて回りをキョロキョロ。
ガン見でした。
日本人ってだけでも珍しいのに、
かなり怪しいママでしたね(笑)。
ドイツの幼稚園から
学べるところは学んで帰りたい
という気持ちが強くあります。
別に教員になろうなんて思ってませんが(笑)。
トビーの為に先生が子供達に
「日本」についてお話をして下さいました。
トビーはどうやって日本からドイツへ来たか?
日本はどこにあるか?
日本人は何を食べているか?
先生がこの為に色々調べて用意して下さっていたみたいです。
私はドイツ語がまったく分からないので、
何を話しているか理解出来なかったのが残念でしたが、
それでも楽しめました。
「日本人はカフェインを飲まないで、
お茶を飲むのよ。健康的なのよ。」
いやいやいやいや、普通にコーヒー飲みますから(笑)。
「『コケシ』という木の人形があるの。
日本人の女の子はこれで遊ぶのよ。」
いやいやいやいやいや、
今「こけし」を知ってる幼児は少ないっすよ(笑)。
「日本人がお茶を飲む時にはルールがあるのよ。」
と、茶道の仕草を教えて、実際に子供達にお茶を飲ませる先生。
でもそのお茶、甘いラズベリーティーでしたけど(笑)。
それにしてもビックリしたのは
子供だましじゃないところ。
「俳句」とか「お茶の作法」とか「千羽鶴」の事とか・・・
そんな話を3~6歳児を相手に真剣に分かり易く話すんですよ。
本当のお米も用意したり、
調べたり準備するのも大変だったでしょうに。
「トビーはそういう日本から来てるのよ。
ドイツ語がみんなのようには分からないから、
みんなで助けてあげましょうね。」
と締めくくりました。
本当に丁寧なケアにりーべは感謝感激でした。
その後、
朝食(ドイツの幼稚園では朝食を持参します。詳しい事はまた次の機会に)を食べ、
遊び始めたら緊張もほぐれたトビーさん。
私が「ママ、帰るけど大丈夫?」と聞くと
トビー「じゃーねぇ~!」
だとさっ。
ま、いいんですけど。
トビーがずっと硬い表情だったので、
心配してたのですが、
少しずつ笑顔が戻ってホッとしました。
そんな感じで始まったトビーの幼稚園でした。
さぁ、いったいこれから先、
どんな事をトビーは吸収してくれるのかな?
上手く伝わらなくて泣く事もあるかな?
怪我をする事もあるでしょうね。
お気に入りの子ができるかな?
小さい体と心で、
もの凄いストレスを感じている事でしょう。
一緒にがんばりましょうね
※ドイツの幼稚園事情(あくまでもトビーの園限定ですが)、
また機会がありましたら詳しく書きたいと思います。