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カテゴリ:碁
![]() 怪しい雲行き 白24キリから26のカカエは、天頂らしいと言えば言える。シチョウは黒有利―となれば黒27の動き出しはこの一手。白は二本追って32とノビる。ここで黒33が間違えた。28の右の方を切るべきだった。〈参考図〉黒1の切りに白2、4と抵抗してみても黒5まで。したがって、白2では3からアテてツグぐらい。 ![]() 〈参考図〉 辺の二子はカス石。これではまんまと天頂の思惑どおりだ。 白は軽快に二子を捨てて…と、ここで38に転戦。これは意外だった。ともかく右辺を忙しく打ち、左下方面のシチョウアタリを狙われるのがいやだった。黒39とノビキってはほっとした。 白40、42は「左上のモヨウ命」という打ち方。黒43となって、いよいよ右辺がのみこまれそうになる。しかし力でなんとかしようというのだろう。白44から動き出す。白46は天項としては珍しいサバキ風の打ち方。黒49の受けに50、52と調子がでてきた。黒としてはいやな雲行きである。黒55もしかたなく、白56となっては大利である。黒は代償を求めて57から59と愚直に出ていく。しかし白は放置して60と絶好のヒラキにまわった。すでに黒、形勢容易でない。 ここから猛追撃が求められる。 黒61は様子見。白62は手堅い受けだが、これなら隅にコウが残る。それを横目に、黒65と気合いの踏みこみ—。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.19 15:01:31
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