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2017.02.02
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魔婆斗大乱調

右上は一見して苦しい。黒が皆殺しにきたらどうなったことか。実際、それもありそうであるが、諸々の味をみられるのを警戒してか、天頂は簡明一筋。黒51とヒキ、隅は最低限の活きにおしこめようとする。54と打つ前に白52をキカしたが、どうだったか。実戦の経過をたどるなら、ない方がましな気もする。結局白54に打ち、黒55とされて右辺は取られ。54ではいっそ白55にワタった方がまだよかったが、大同小異だろう。さらに白58と、こんなところで基本死活を間違えた。白58では、むろん60に打って活きておかなければならない。黒59―。「あ~あ」といいたくなる。白60は、続いて黒に55の右にサガられて死であることは承知の上で、「後手で取りきることはできまい」と、後に粘りを残した手。黒は予想どおり、61に転じてきた。たしかに大きい。中央を広げ、下辺を割る手を見た。しかし、この手では左上方面を削減に向かうほうが大きかったのではないか。6-六あたりに打たれると、上辺を受けなければならず、先手のキカシだ。それから61でも遅くはない。白は62とマガり、なんとか左上を死守しようとするが、今度は黒63トビツケに64と手拍子でハネた。この手では1路左にヒイておくべきだった。黒65とされ、上方か左辺かいずれかが破れる。このあたり、白は大乱調としかいいようがない。


         <参考図1>
白66では、せめて<参考図1>の1とサガるぐらいの工夫はほしい。黒2なら、そこで白3。ここが急所に当たるので、黒4とツグ手はない。もしツイできたら、白5でハマリである。したがって、黒4では3の下にアテてツグぐらいのもの。そこで白5からハネツギを先手で決め、左辺の地が実戦とは大差である。もっとも中央の黒モヨウが確定地となるので、劇的によくなるというわけではないが。
ともあれ白は66から68とポン抜いて、ここに火種が残るのをきらった。黒69、大きい―。しかし白はまだあきらめない。70とはサカレ形もいいところだが、もともと左辺の一子に味などなにもないので、気にしない。さらに72ともう一本オシ、白74と必死に食い下がる。黒75に白76で応え、以下白80まで頭を出した。黒3子切り取りを残しつつ、ひそかに中央分断をねらっている。
ここで黒は81と右辺からオシてきた。


         <参考図2>
続いて<参考図2>の白1と3子取るのは小さい。黒2ぐらいに囲われても地で勝てないし…


         <参考図3>
<参考図3>の黒1のトビコミも残っている(AとBが見合い)。
要するに、白は生半可な利得では満足するわけにいかないのである。
そこで白82―。この手はかなり考えた記憶がある。黒83の痛いツキアタリに対しサカレ形もなんのその、白84とあくまで中央にねらいをしぼる。黒87はありがたい気がした。幸便に白88と切りながらここをつながり、追い上げムードになってきた。しかしここで、白90のツケが痛恨の一着である。黒91の両ノゾキに備える前に、ひとつキカしてから、と思ったのだが、きくわけがない。黒91と打たれ、ゲーム・オーバーである。白90が敗着となった(もっと前から勝負はついてるよ、という説もあるが…)。


         <参考図4>
白90では、気が利かないようでも、<参考図4>の白1とつながっておくくらいのものだった。こうがっちりつながっておいて、中央の黒は意外とつながりにくいのだ。こうしておいて、「例の場所」で勝負をかける―白の望みは、それしかなかった。
白は気を取り直して92と上辺侵入に賭けたが、黒93と取りきられ、あれだけ手間をかけた中央黒へのねらいは水泡に帰した。白94と気合で踏み込んだが冷静に黒95、97と受けられ、完全に「おなか一杯」モードである。
しかしこの碁では、ここからの白の粘りが、われながらすごい。結果はともかく、その執念がいつもの魔婆斗とは別人のようなのだ。





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Last updated  2017.03.01 20:23:19
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