399274 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Free Space

    usa2.gif
                     usa3.gif
          iusa6n(2).gif
使用素材*ROKO*
http://roko.lolipop.jp/


にほんブログ村 その他日記ブログ 日々のできごとへ




人気ブログランキングへ

Archives

2025.05
2025.04
2025.03
2025.02
2025.01
2024.12
2024.11
2024.10
2024.09
2024.08

Category

Freepage List

2008.02.06
XML
カテゴリ:高校生のころ
私が通っていた高校には、「応援歌練習会」と称する、高校応援歌の早朝練習会がありました。
春、1,2年生を対象に、1年生は2日間、2年生は1日間、始業時間の前1時間行います。

指導にあたる応援団は、3年生の男子で結成されているのですが、普段から応援団というものが存在しているわけではなく、その時だけ結成される、いわば“2日間限りの応援団”です。

この応援団の方々、下級生から見ると怖いのですよ。
特に1年生には、とってもとーっても怖く感じられて、女子の中には、校門で挨拶をさせられる時点で、泣いてしまう子もいたりして…かわいそうに。

えっ、私…ですか?
私はそんな泣くなんて…あれ?…そ、その、世の中には「世渡り上手」という言葉もありますように…上手くその場を…おや?。
…どうして私のところには、余計な情報ばっかり舞い込んでくるのでしょうねぇ。

ま、そんなどうでもいい裏話は置いといて。
2年生になれば、もうすっかり慣れてしまって…というより、3年生の年齢が近くなるから、大して怖くないのですよね、これが。

えっ、私だけじゃないかって?
いやいやいやいやいや、そんなことはございませんでしょう。

とにかく、たった一日のことですから、その日をこう上手く誤魔化し…いえいえ、乗り切ってしまえばよいのです。

で、2年生のその日。

校門での体育会系のご挨拶も難なく合格したし、あとは昇降口で上履きに履き替えて……しまった…名前が…書いてない…。
しかも、目の前には応援団の方々が。
そうです。ここでもう一度ご挨拶があることを、すっかり忘れていたのです。

こういう時は、うろたえてはいけません。
何事も無かったかのように堂々とご挨拶をすると、意外にも……なーんて上手くいくわけないですよね。
案の定、上履きに名前が書いてないのを、見付かってしまいました。

「おい、上履きの名前はどうした。」
「はいっ。これから教室に行って書きます、先輩スマイル
「うっ。…よ…よし。…行ってよし。」
「はいーダブルハート

『行っていい』と言われたからには、こんなところに用はありません。
すたこらさっさと鞄を持って、逃げるように階段を駆け上がって…と、後ろの方でなにやら声が…。

「お、おい。待て。」
えっ?…何か聞こえたような気がしますが…幻聴、幻聴。

その後、私に合格を出した先輩がどうなったかは、定かではありません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.02.06 16:15:38
コメント(2) | コメントを書く
[高校生のころ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X