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三日月の夜にはミルクティーを

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2008.06.17
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カテゴリ:小学生のころ
小学生の頃。

男の子のように活発だった私。
階段なんて、2段、3段飛ばしで下りていくのは当たり前。

幸い、通っていた小学校の階段は幅が広くて、あまり危ない目に会ったことはありませんでした。

ある日の放課後。
何かの用事で帰りが遅くなって…。

誰もいなくなった階段を、ひょいひょい調子に乗って下りていきます。
手には書道の道具。
背中には、当然ランドセル。

…と、つい足を踏み外してしまいました。

ズドドドド…。

ちょうど真ん中あたりから、1番下まで落ちてしまった私。
お尻から落ちればよかったのです…たぶん。

運悪く頭から落ちて、思いっきり顎を打ってしまいました。

「いったーい。」

落ちてすぐは、どこが痛いのか分からない状態。
でも、体のどこかが痛い。

しばらくボーッとしていると、先生が通りかかります。

「あら、危ないわよ。気をつけなさい。」
「はーい。」

ひとことそう言って、行ってしまわれたということは、きっと外傷などないのでしょう。
でも…どこかが痛いんだけど。

なんだかよく分からないまま、どっこいしょと腰を上げます。

ん?
この鉄臭い感じは…。

舌でそっと触ってみると。

「痛っ。」

あーあ、唇が切れてるし。
そう思いながら、踊り場にかけてある鏡を覗き込みました。

「ええっ。嘘でしょ…。」

驚きました。
犬歯が、ポッキリ折れているのです。

なんとなく自分のチャームポイントにしていた、八重歯が…。
見事に半分でなくなっていました。

……。

言葉もなく、鏡の中を見つめる私。

「ところで、なくなった歯はどこ?」

あたりを見回しましたが、どこにもなく…。

はっ。
そういえば、さっき何か飲み込んだよね。
小さな塊を、ゴクって…。

ええーっ。

あまりにもショックです。
自分の歯を、飲み込んでしまうなんて。

それ以来、私の犬歯は半分のまま。
にっこり笑っても、全然可愛くない人を見かけたら、それはきっと私です。





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Last updated  2008.06.17 15:54:01
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