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三日月の夜にはミルクティーを

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2008.10.22
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カテゴリ:中学生のころ
中学生の頃。

毎朝、近所に住んでいた友人と一緒に、学校へ通っておりました。

ある日のこと。
ふたりで歩いていると、後ろから声をかけられ…。

「おはよう。」
「…?」

振り返るとそこには、ひとりのおじさまが。
ニコニコ笑って、友人に話しかけます。

「覚えてる?」
「は?……」
「君のお母さんの親戚なんだけど。」
「はあ…。」

なんだか慣れ慣れしく、どんどん話しかけてきて…。

私はすっかり、その方は親戚のおじさまなのだと思い込み。
気を利かせたつもりで、道路の反対側へ移動。

学校へ着く頃。

「ひどいじゃん。置いてかないで。」
「えっ。だって、親戚のおじさんでしょ。悪いと思って…。」
「ううん。全然知らない人。」
「ええっ。」

そのおじさま、彼女に、放課後駅で待ってるから…と言い残して、去っていったらしく。

「それって…やばくない。」
「うん。そう思う。」

そんなことなら、道路の反対側なんかへ行くんじゃなかった。

これは大変…。
学校へ着くと、ふたりで体育の先生に報告を。

先生、一応家に電話して確かめましたが、やっぱり知らない人でした。

彼女から詳しい話を聞いて。

「放課後はとにかく、駅へ行かないように。後は先生達に任せて。」
「はい。」

おおっ。
なんて頼もしい。

そして放課後。

帰路についた私たちは、駅の様子がいつもと違うことに気付きました。
駅って…私の家から、よーく見えるんですよ。

んん?

なんだかよく知ってる方々が、あちこちをウロウロと。

「先生じゃん。…しかも、あんなに。」

その日一緒に帰った友人。
その様子を見て。

「凄いね。」

彼女はなんだかホッとしたように、私には見えました。

それにしても、一生徒を守る為に、あんなに真剣に動いてくださるなんて。
当時の私には、目の前の光景が眩しく思えてしまったのでした。





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Last updated  2008.10.22 16:42:37
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