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カテゴリ:高校生のころ
高校生の頃。
ある日の席替えでのお話。 席替えは月に一度。 くじ引きで行います。 クラスの3分の1が女子、3分の2が男子なので。 隣か前後に女子が来てくれればいいのですが、最悪の場合、周りを男子に囲まれることに。 「うー、ドキドキする。」 順番を待って、くじを引いて、黒板に書かれた席に自分の番号を書き込んでいきます。 「あっ。」 私の前は男の子~♪ 右も左も男の子~♪ 「ゲッ。最悪。」 そこへ友達がやってきて。 「ねえねえ。前の人、代わってくれないかなあ。」 どうやら彼女も、男子の中へ入ってしまったらしく。 「あのお、すいません。」 「あ?」 「席、代わってもらってもいいでしょうか。」 それだけ言うと、彼、何も言わず自分の荷物を持って、とっとと去ってしまわれました。 えっ。 怒ってる?怒ってる? 怒ってるよね。 何か怖いし。 でも代わってくれたんだから、ま、いいか。 …と、こんなことを繰り返し。 結局、女子は女子で集まって…なーんてことになってしまうのですよ。 後になって、ある高校教師の方から聞きました。 「女子がいると席替えが一番困るんです。」 「ほうほう。」 「男子は文句を言っても殴れば済むけど、女子はいつまでたっても不満を言うんで…。」 あらま。 簡単に笑うことが出来まへん。 そんなの解決するのは簡単よ。 ほっときゃいいんです。 自分達で好きなように解決しちゃうのよ。 その代わり、席替えの意味がほとんどなくなってしまいますけど…。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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