みるくほりっく

2009/01/12(月)22:40

生と死と法と読書。

読書☆(94)

しばらく活字離れしていたのですが、年末年始はちょっと頑張りました。 まずこちらから。 よしもとばななには珍しい、衝撃の結末!というレビューを読んで買ってみました。 なんとなく同じ調子の話が続いていたので、どんな風に変化球なのかワクワク。 結果、どこかで見たような結末ではあるけれど、この文体と展開からつながっていくとは 思わず、しっかりびっくりさせられました。 しかし私、こういう夢を見たことがありますよ(以下ネタバレします) 自分は普通に平和な生活をしているのですが、やけにまわりのみんなが優しくて、 チヤホヤしてくれて、すごーく幸せな反面不安になってくるのです。 「どうしてこんなにみんなが親切なんだろう」という思いからふと「もしかして もう私は死んでいるのでは?ここは天国だから、みんなが優しいのでは?」という ことを思いつく。そして旦那(夢の中の)を問い詰めると困ったような顔をして 答えない。どうして私は死んだの?せめて理由を教えてよ・・!と叫んだところで 目が覚めました。そんな夢を思い出すような結末でした。 「本屋大賞」受賞作が文庫になったので一緒に購入。 でも私には合いませんでした。大仰な文章はどうも受け付けない・・。 お友達に借りて読破。猟奇的殺人犯によって、女性が次々と犠牲になる・・というのが 始まりなのですが、もう怖くて怖くて、夜中にひとり怯えながら読みました。 特にそういう描写がこと細かに描かれていた上巻が怖かったです。 結構似たような犯罪ありますもんね。そのあたりがかなりリアルでした。 続けて読んだコミックスがこれ。訳あって自殺を繰り返す女性と、不幸な生い立ちから 人を殺してしまった死刑囚のお話です。ラブストーリー風に見えますがそうでもなく、 模倣犯の次に読んだため気持ちが余計に沈む・・。ここでも被害者と加害者の 深い溝が描かれています。 そう、たとえば自分が被害者の遺族だとして、加害者に対して「もういい、 もう充分反省したのだから」と思える日など永遠に来ないだろうということ。 どんな事情があり、変化があろうとも。 で、今日観たドラマが「ヴォイス~命なきものの声」ですから。 やけに連鎖してます。 次はこれを読む予定です。貸してくれたお友達には「風が強く吹いている」を お返しに貸し出してきました。 これの映画化・・中村優一くんは何役なのかと調べてみたら、やっぱり王子! あー・・・まぁ・・・・ハイジでも走でもムサでも(?)ないだろうしやっぱ王子かぁ・・。

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