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2023.06.04
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カテゴリ:国内ニュース
​​​​​​​​​Milkywayです。お元気ですか?
                              20230604

 ロシアのウクライナへの侵略戦争が始まって以来、日本では、ウクライナへの支援のあり方が議論されてきた。中には、日本の憲法を無視し、軍備の拡張を主張したり、武器支援を言い出す人もでた。
その意見には私は賛成できない。

           【日本は医療と復興支援に徹すべき】
 日本の戦闘地への支援は、医療と復興支援に徹すべきだと、私は思っている。
その理由の第一は、戦闘が長期化したとしても、いずれは終わる。勝っても負けても、戦いが終わった後のずたずたになった国土も、心身も、復興させなくてはならない。これは、絶対だ。

一方、武器を支援すれば、どちらの側にとっても殺し合いや傷付け合いに加担したことになる。そして、死者や負傷者、その家族のなかに憎しみと恨みが残る。

それに、日本の憲法は、ノーベル平和賞の対象になったほどだ。そうした憲法を持つ国が、武器支援はできないだろう。
それよりは、傷ついた身体と心を治療する医療をまず支援すべきだ。
治った人たちが、国を回復させていくのだから。

         【ゼレンスキー大統領が日本に望んでいること】
 第二に、当のウクライナ自身が、日本からの武器支援を、望んではいない。
ゼレンスキー大統領は、G7広島サミットの最終日、21日午後3時半頃に広島に降り立ち、翌22日夜9時半飛び立つまでのほぼ一日半、日本に滞在した。その間、原爆資料館を訪問し、被爆者の小椋桂子と面会した。彼女が面会後の会見で「ゼレンスキー大統領は泣くのを我慢していた」と語った。

 広島を後にする前の記者会見で、日本から殺傷能力のある武器の供与を望むか、と問われた大統領は「武器を供与できる国からは武器をいただきたいのが本音だが、法的な制約も十分に理解している」と述べたのである。

 続いて、日本に期待することを問われた大統領は「一番期待しているのはやはり技術だ」と明言した。そして、岸田文雄首相と行った会談でもこの問題を話し合い、具体的にはクリーン・エネルギー、鉄道整備、医療などで日本の技術が必要だと伝えたと述べている。

      【ゼレンスキー大統領の希望は一貫している】
 今回の広島サミットでのスピーチでも会見でも、ゼレンスキー大統領の日本への期待内容は、以前から一貫している。
ゼレンスキー大統領の今回の広島でのスピーチ全文(2023年5月21日)​​​​​​

https://www.huffingtonpost.jp/entry/zelenskyy-speech-hiroshima_jp_646acdd0e4b06749be14d9ea
​と、
昨年の日本の国会初のスピーチ2022年3月23日 全文訳​
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/detail/2022/05/25/21285.html
を比べるとそれがよく分かる。


 どちらのスピーチでも、武力支援は求めていない。
彼が求めたのは、医療や、リハビリの機器や技術面での日本の高い技術、アジア各地やアフガニスタンなど紛争地や紛争後の各国における日本からの教育支援、そして福島の被災からの復興実績を知った上での、支援要請だった。(この点については、2022年3月26日の私のブログに書いた)。
 
​【地雷撤去技術の支援】​
 日本の復興技術に対する高い評価と、復興における日本の貢献は、上記にあげたものだけではない。日本は長い間、地雷撤去技術を地雷汚染国のカンボジアに提供してきた。こんどは、カンボジアがその技術訓練を、昨年11月からウクライナに提供しているのである。
 5月29日、ゼレンスキー大統領は、カンボジアのフン・セン首相と二度目の電話会談を行い、地雷撤去技術の提供に対する謝意を述べた。それに応えて、フン・セン首相は、引き続きこの技術支援を行うと伝えた。
日本の高い技術が、巡り巡って両国の国土の復興に役立っているのである。

​【日本は最得意分野で支援を】​
 上述したように、日本は医療提供と復興支援に徹すべきだと改めて、言いたい。
日本の支援のありかたで視野に入れたいことは、日本人の国民性である。攻撃的ではなく、押し付けがましさのない、穏やかさ。加えて、共感性が高く、互いの信頼を大切にする。忍耐強く、使命感も強い。そうした国民性が世界から賞賛され、信頼を得てきているのである。
そうした国民性を最大限に生かすべきだと、私は思っている。


 日本には、世界に誇るべき平和憲法があり、80年間も戦争をしたことがない国として、世界の賞賛を得ている。日本はそれを守り、その範囲内で支援すべきだ。
武器支援でない形で、支援できることを世界に示してもらいたい。
支援される側の希望に叶うような支援を、日本人にふさわしい形で、支援するのが最良なのである。

 支援相手の望むことを、支援する側にとって最も相応しいやりかたで!
支援はそうあるべきだと、私は信じている。
​​​​​





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最終更新日  2023.06.04 11:08:12
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