[サブプライム問題]の記事一覧 | ミミの気ままなオプション考察

ファニーメイ

こんにちは～木曜日爆下げの、金曜日爆上げの、月曜日爆下げの・・・・順張り殺しの相場ですね～昨日の225はちょっと上げすぎかな～ットいう感じはしたんですけれどもね～ダウの途中のナイアガラの勢いはすごくて、本当にマイ転しちゃうかと思いました！それにしてもFNM（ファニーメイ）とFRE（フレディーマック）すごいですね～さすがストポがないアメリカだけあってすごい動きでした。なかなかないチャートなので、記念にUPしておきます。一日で約-90％！！去年の夏には68ドル付けていた株ですよ！！凄まじいですね～両者とも上場廃止が取りざたされているようです。実はですねぇ～先週の木曜日にミミは、FNMを真剣に取引銘柄として考えていたんですよ～何でかというと、ATMのIVが＋200％近かったので、「これは叩かないと！」と思ったんですね～ところが、SS（ショートストラドル）メイン戦略では、どんなに期先のOTMをかいこんでも、セータをマイナスにせずに、ガンマをベガで中和することができなかったんですね～（妙にガンマの割合が高いギリシャ構成になっていました。）それであきらめたわけです・・・よかった・・・チャート的には戻り天井だったので、少しデルタマイナス気味にして仕掛ける予定でしたが、何らかのニュースで上に飛ぶこともあるかと思い、上は15ドル、下は4ドルくらいでシミュレートしていたんですが、まさか1ドル切るとは・・・・でも逆に言うと、ロングストラドル戦略で攻めれば良かったと大後悔！！だってですよ！！ 9限の屑PUT （P2.5）は・・・・・・なななななななななんんと！！一晩で！！ 35倍！！！！！！！！！！！！！！！！！！つい、OPの特性でもあり優位性の1つでもある時間減価に目がいって売りメイン戦略の買いでヘッジという無難な安定戦略が思いつきますが、せっかくストポのない個別アメ株OPしているんですから、たまには話題の銘柄でロングストラドルでも組んでみたいですね～良く考えたら、暴れ馬のSKFもロングストラドル・メインの方が良かったかもww 今のポジ閉じたら、もう一度銘柄チャートも相談して、買いメインにする話題銘柄と、売りメインにする指数系で少しPFに彩を添えてみたいです。 SKFは本当に暴れ馬で乗りこなすが大変！今日は寝坊したんで助かりましたが、いきなりの14％GD始まり！この時に起きてザラバにいたら、予定どうりに110のストラドルペアを返済して、95で仕掛けなおしてダイナミックヘッジを入れる予定でした。ところが起きた時には既に110近辺。個人的に不良債権問題がこれで収まったとは思えないので、どちらかというとまた上にとばれる可能性のほうがあると思いそのまま放置。仕事から帰ってきたら、悶絶上髭で終了！何だ～って感じです。結局今日は大幅デルタプラスで終了！今後は同じスタンスで、これ以上下に行くなら110SSを下にずらしてダイナミックデルタヘッジ、そうでないなら様子見ながらSQまで振り落とされないようにしがみつきます。9限のATMのIVは流石に落ちてきていますから、このままSQまでもってほしいというところです。どう考えても放置系候補ではない銘柄でしたねwwww それにしても35倍・・・・・ 35倍・・・・・おいしすぎるボーナス・・・・取り損ねたボーナス・・・　今後売り禁になった銘柄でどうしても売りたいのがあればPUT買い考えてみましょうねぇ～デルタガンマセータベガ9/3　（仕掛け日）+1.2-21.7+241.9+6.49/4-142.5-16.6+140.1+85.19/5　（調整）+23.9-11.3+37.1+149.79/8+165.5-10.4+67.9+114.8

質問

日本相場、あっさりと１６５００を切り、１６３００も切ってしまいましたね・・・・１６０００もきるようなら問題がありますが、新興など元気な所はまだあるようなのでリバ鳥に期待しましょうか・・・さてコメ欄でジャスカさんからサブプラ問題についての質問があったので、ミミの分かる範囲でお答えします。質問１＞サブプライムの崩壊は分かるんですよ。ローンを払えない人、債権を証券化？、手数料で儲けた人、貧乏クジ渡されて損する人など、金融ショックの図式は分かるんですね。で、実際、家をドンドン売却してく訳でしょ？騒ぎの大元のローンが払えない人が。その売られた家が次、競売やセールに出された時けっこう安い値段で売られてますよね？これを買う人はなんでいないんでしょう？なぜ、家自体も余ってくのでしょう？そんなに家を欲しがる人が多い国ならこれを逃す手はないでしょう。まだまだ住宅価値が下がるという１点なのかな。いくつかの状況が考えられます。１：投資家の考え　追記まだ下がる、買い時ではないという考えが１つ。投資家もいかにレバレッジを効かせて、頭金ゼロもしくは最小での家の購入を考えていますから、今の銀行が貸付を渋る、頭金が少ない人には巨額の利率をかけるという状況では投資としての旨みがない。また競売にかけられる家のほとんどは、差し押さえられた家です。実は家の支払いが滞っても半年以上は催促の電話を無視していれば留まれます。そういう人は確信犯で、いられるだけ無料（ただ）で居座ろうという魂胆なので、家の手入れも全然しません。なので競売にかけられる家はかなりコンディションが悪いのです。バブル期は嬉々としてそういう掘り出し物の家を買い、リモデルして高額で転売する輩がたくさんいたのですが、現在ではリモデル費を上乗せした価格で将来家が売れるかどうか分からない状態なので競売も見向きもされないわけです。２：アパート住まいで、一軒家を狙っている低所得層または中産階級層数年前まではニコ動画にもあるように、定職につかず、英語もまともに話せない移民の低所得者にさえ貸付が行われました。今アパート住まいの人は、そんな時期にも家を購入できなかった人達なので、現金で家を購入するだけの貯金でもなければ、たとえ小額でも銀行が貸し付けてくれません。また、ベイエリアやNYでは下がった下がったといってもまだ３LDKがミリオン（100万ドル以上）してしまいますから、年収１０００万円程度（10万ドル）の中産階級の家庭が、ローン無しで変える状況ではないのです。で、ローンの審査が厳しくなり、金利も高く、頭金も必要になっている状況では資金繰りがうまくいかないのです。３：持ち家が売れたらという条件付購入これはよくある売買法なのですが、持ち家が売れたらという条件付で、次の家の購買予約をします。ところが持ち家が売れないので、次の家の購入もままならなくなる。４：売る必要に迫られてない人達が、値段を下げずに粘っている。中には、持ち家を早急に売らなくても良い人達がいます。たとえばローンを払い終えた人とかね。そういう人達はバブル絶頂時の値段（それもほんの数ヶ月前）を知っていますから、値段を下げてこないんですよ。我慢比べみたいなもので、こういう家はがんがん売れ残っています。質問２＞そもそも返済能力無視のローン組むのも理解できませんが、そんな人達が将来の住宅価値なんて気にしないと思うんですよ。ローン払えないのに一軒家住むんですよ。あんまり考えられないです。安くで買えれば先の事は気にしない訳ですよね？いえいえ、これは非常に一般的な「賢い資産運用」として認知されていたんです。例えば、20代半ばの大学院生カップル。昔なら大学町でアパートを借りて学生生活を過ごしますよね。それが当時は、いとも簡単に頭金無しで3000万くらいはローンが組めたので、一軒家を購入してしまうわけです。で、ローンの返済も数年間は利率分だけで元金の支払いをしなくて言いというオプションを組みます。すると、家の支払いは700-1000ドルくらい。家の値段によっては500ドルくらいに抑えられることも。そして数年後は3000万の家が5000万になっているので、元金の支払期日が来る前に売り抜けるのです。すると、数年ゴージャスな１軒屋暮しができ、さらに引っ越すときにはお金が手に入るか、ヤドカリが貝殻を買い換えるように、更なる大きな家に引っ越せるというからくりです。そしてこれをする人は勝ち組、アパート住まいは負け組みみたいな風潮さえあったんですよ。質問３＞単純に今、ローンが組めないって事なんですか？サブプライムでしか家を買えない人口比率が極めて高かった。という事なんでしょうか？でも、アメリカにそんなイメージなかったですね。サブプラ問題といっても、特に低所得者というわけではなく、ジャンボローンと呼ばれる高額貸し付けや、収入証明ができない人用のローンなどいろいろありまして、低所得者から、高所得者まで幅広くローンを使っていたんですよ。だって、頭金無しとかごく僅かでとんでもない金額を貸してくれるのに、わざわざ５０％とか頭金入れたり、現金で家買わないでしょう？これ不動産投資の基本よね。で、全てのローンが「将来家の価値があがり続ける」という仮説の元に組まれていたので、家の価格の下落が大きく銀行を圧迫しているのです。家の価値下落　→　銀行を圧迫　→　銀行が貸付を渋る　→　ローンを組める人減少　→　買い手が減少　→　家が売れ残る　→　家の価値下落現在このデススパイラルの真っ最中というわけです。ミミの１分講座でした！チャンチャンｗｗ

サブプラ問題

コメ欄に元気なコメを下さるPumbaさんが、見逃したと悔しがっていた、ガイアの夜明け～サブプライム問題の真相がニコニコ動画にUPされていたので、見てきました！前から見ようと思っていたんだけど、時間が取れなかったのと、二コって接続時間によって重くなるのよね。今日はスムーズに見れたよ。サブプラ問題が証券と絡み、どう世界に飛び火されていったのか分かりやすく解説されていました。でも、サブプラ問題の例として出されていたメキシコ人の家族とかはちょっと極端かも。あと、メキシコ人の家族の３LDK の家が７０００万で、黒人OLの豪華な家の価格が４０００万という価格が付いていたことについて、疑問視するコメがあったけれど、あれはアメリカでは普通。とにかく住んでいる地域によって3LDKが１０００万以下で手に入るところもあれば、１億余裕で超える地域もあります。ミミ的にはBNF氏が利下げ発表の前日に銀行株をしこたま買い込み、翌日の寄りで全部売っているのを見てさすがだと思いましたw　当時売っていたミミはBNF氏のカップラーメン代になったのね（涙そういえば、バフェットがペテロチャイナの株を全株売却したのは確か木曜日。金曜日の大暴落の前か・・・・やはりカリスマは違うね。少し古い動画（今年７月ごろ放映）だけれども、サブプラ問題とアメリカの消費活動の関連性についてはこの動画が一押しです。NHKスペシャル　個人破産～アメリカ経済がおかしい　こっちの動画に出てくるような人達なら、ミミの周りにもたくさんいるな。抵当入りするような家を抱えている人ばかりではないけれども、家を「打ち出の小槌」代わりにしていた人たちが多いのは事実。例えば、１０００万で買った家が市場評価価格５０００万になっていたから、差額の４０００万をホームエクィティーローンで借りて、豪遊した人達なんかが多いのよ。だから不良債権問題と平行して、家の価値下落によって打ち出の小槌を使えなくなった中産階級層の消費活動が来年以降急速に冷えると見込まれるわけ。とは言うものの、先週の統計で見ると、２００９年以降はまた持ち家の価値はあがると考えている人が９割だそうだから、ほとぼり冷めたら、キリギリスは立ち直るのも早そうだけどね。あ～オウムのミミちゃんがPC画面をかじり始めたので、この辺でミミは寝ますね。月曜日はどうか日経の底力で世界を救ってくださいませw

マーケットリサーチの骨のあるおじさんの意見　（8/21/07の記事）

寝る前に、ふらっと読んだ記事がなかなか豪快だったので、長文ですが、簡略化して載せるね。これはマーケットリサーチのおじちゃんの意見です。「不動産業界は、今は2回いや3回目の下降トレンドに入ってるよ。誰だよ底が見えてるとかいってる奴ぁ。相場の暴落と共に不動産業界の下落が終わるなんてとんでもないっ。これから出血するように少しずつ少しずつ不動産の値が下がり、マーケットが冷え込んでくるんだよ！フロリダなんて狂ってるね。どっかの馬鹿が今だに新築のコンドを20.000件も建てていやがる。俺は数年後にフロリダのコンドを＄7900で買ってやるぜ。Fedはやっちゃいけない事をしてくれたよ。あれは単に相場操作の為だけ処置だよ。何で月曜まで待たなかった？何でよりによってオプションの期日にやった？ボブ叔父さんやメアリ叔母さんを助けるためじゃないぜ。ヘッジファンドを助けるためだよ。暴落を防ぐ為にな。これかも相場はFEDの駆け引きに使われそうで怖いな。ああ、木曜の相場は見たよ。そうともDR下げは木曜に始まったんだ。金曜じゃないんだよ。何でかって？簡単だよ。あんだけ違法なインサイダー取引がバコバコ行われるのを見たんだからなぁ。もちろん、いつも通り誰もつかまりやしないさ。証拠なんてないさ。あの日、突然だよ、何の前触れもなしにすんげぇ大量の金融株が買われだしたんだ、大人買いってやつだね。どんな奴だって怪しいと思うだろ。情報は漏れてたんだよ。DR下げは無意味だよ。相場の混乱を招いただけだ。実際経済状態には悪影響さ。FedはFF利下げという最後の爆弾を抱えている。奴らなら下げてくるよ。だけど相場が引き続き落ちていかない限りは落としてこねぇな。奴らはナ、この暴落が経済そのものよりも、グリーンスパンや投資信託や、へッジファンド、賃貸業者によって引き起こされるのを嫌ってるんだよ。奴らはニュースに反応するだけの馬鹿だってこの数ヶ月間ずっと言ってただろ。後手後手に回っちまって、問題の予防策なんて考えてしない。ここにきて、やつらもやっと問題がある事を認めてきたよ。俺が売り方だったら、毎晩不安で眠れないね。翌朝FF利下げの発表があるかもしれんからナ。まっ、暴落の翌朝には気をつけるこった。（ミミ：売り方の皆さん暴落しているうちに逃げましょう）テクニカルチャートはぼろぼろだ。もう600ポイントも下げちまった。ここから上に行くには、たくさんの課題を消化しなきゃいけねぇ。まっジグザクしながら戻すんだろうな。V字の回復はありえねえと見るが、Fedの奴らが何を仕掛けてくるか分からんからな・・・俺は経済減退が始まったとは思っていねぇ。ただ一部の分野で減退が始まっているだけさ。もしこれが経済減退に繋がるならもう一段↓があるな。」はぁ～疲れた。お楽しみいただけたら光栄です。このおじさんのフロリダのコンドを＄7900で買う話にしびれました。豪快なおじさんでしょ？

庶民レベルからみたクレジットクランチ問題　（過去コメより）

「何故経済学者は今後の14ヶ月が本当の勝負どころと考えているか」を市民レベルの視線で書くね。専門的なことはぐっちーさんのブログへGO。侍さんのブログにも書いたんだけど、ちょっと前は貯金無しカップルが、3000万くらいの家ならば買えていた時代が続いていたんだよね。その時の状態はこんな感じ。B(購入者)　M（モーゲッジ会社）B「あの～頭金無しで、家買いたいんですけど」M「あっ全然OKですよ。今はいろいろプランありますし。収入の方はいくらですか？」B「実はちょっと前に家内が失業しまして。来月には再就職予定なのですが。今はちょっと低いかも」M「あ～そうですか、それなら近い将来奥さん込みの収入がいくらになるかでローン計算しましょうね。（これがStated Income　Loanと呼ばれる物で収入証明が出来ない人用のローン）」B「頭金はどうなるんでしょうか？」M「大丈夫。頭金の20％はそれ専用（サブプライム）のモーゲッジ会社から組んで、残りの80％はうちで組むから。頭金の分のローンは利率がちょっと高くなっちゃうけど（大抵8％-10％）収入が増えたときに、好きなだけ上乗せして払っていいから、先に利率の高い頭金ローンを払っちゃって、後からうちのローンを払えばよいよ。」B「って事は、二つの会社にモーゲッジを払うんですよね。1つが利率8％強で、もう一つが5％強か・・・ちょっときついかな・・・」M「大丈夫。両方のローンとも、初めのの数年（大抵1－5年）は利子分だけの返済でいいから。そうするとホラ、月々700ドルで住むよ」B「おおっ！それなら今のアパートに払ってるより安いよ。」M「じゃあ、初めの3年は利子のみで、その後元本を払出だすということでいいよね。今は利率が安いから、今の利率を固定しようね。貴方のローンだと30年固定は無理だから10年（大抵、サブ利用者は10－15年が固定の限度）ね。その後はFF利率の1.5％増しというでOKかな。」B「なんだかよくわかんないけど、700ドルで家がかえるなら何でも良いです！」M「おっ！ちょっとまって！家って引越しとかリモデルとかで意外と出費がかさむでしょう。奥さん失業中なんだよね。大丈夫？」B「い・いいえ・・・」M「あのね、お客さんが目をつけてる物件3000万って売りに出ているけど、当社の査定（問題となっている粉飾査定）だと3500万の価値があるのね。どう、500万借りてく？（購入と同時のホーム・エクイティーローン）」B「えっそんなことできるんですか！？家が頭金無しで手に入ってお金ももらえるの！？」M「お客さ～ん、今、不動産はお金のなる木なんですよ。皆やってますよ。」B「じゃ、よろしくお願いします。」M「OK、じゃ紙に適当に収入書いておいて」今までの段階でおきていることは、不動産会社が簡単にモーゲッジを組ませなくなったために、販売個数が減り、不動産の価格が下がっている＝不動産投資価値下がる。だけど、前の記事にも書いたようにとんでもなく甘い審査で、バンバンお金を貸していたので、ある意味不動産業務が普通に戻ったといっても良いかと。今、経済学者が心配しているのが利子オンリーの支払い、また固定利率の支払いの期限が切れて変動性利率に移行する大量の国民がいる事。利率オンリーの人なんて、700ドルの支払いが一気に2500ドル程度になるはず。すでに景気は下がり気味の今、モーゲッジの急激増額に耐えられる家庭はそうないと思われるので、Foreclosureがこれからの14ヶ月で爆発的に増えるのではないか。そしてそれに連鎖して（以下繰り返し）・・・銀行が没収した家も、自分達の割り増し査定が首を絞めることになり、処分しても貸した金額を大きく割り込むはず。現在、この割り増し査定については法で裁くべきだというような意見を言っている人もいます。ということなので、本当のサブプライムはこれから始まる14ヶ月が鍵です。