テーマ:ミステリ小説(44)
カテゴリ:ミステリ
最近は少し再版が増えてきた横溝正史のミステリ。 一時期は手に入り難い時期もあったと記憶している。 また、再版が増えてきたとは言っても金田一耕助ものがほとんどという現状… 20年以上前、横溝文学が書店から減ってると感じた時代に買った本がある。 蝶々殺人事件 横溝正史 春陽文庫 最近は角川文庫でしか見かけない横溝ミステリ。 昔は春陽堂書店からも出てたんだよ、横溝ミステリ。 角川版はこの当時、なかなか手に入らなかったのでこれになった。 探偵が金田一耕助ではなく由利麟太郎だったのも影響したのかも知れんね。 表紙画的には角川文庫のコントラバスのケースに入っている女性の全裸死体っていう方がインパクトがあって好きなんだけど、これも悪くない(^-^) この本自体は本陣殺人事件と同年に書かれた。 横溝氏、筆が乗っていたんだろうね(^_^;) 代表作が二作も同年っていうのは。 この本はクロフツの『樽』に影響を受けたアリバイ系不可能犯罪ミステリだ。 横溝作品には珍しといえるのではなかろうか。 また、金田一耕助ではなく由利先生が探偵ということで、面白い作品なのに隠れがちになっている。 まぁ、実際のところ金田一人気は不動で売り上げ的にもきついんだと思われる。 オレとしてはもっと評価されてもいいと思っているんだけど…(^_^;) ってなワケで今回は蝶々殺人事件でした(^_^;) では、また(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.07 17:50:33
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