テーマ:ファンタジー小説(5)
カテゴリ:ファンタジー
私はエターナルチャンピオン・サイクルが好きだ。 エターナルチャンピオン・サイクルっていうのはマイクル・ムアコックが書いている一連のファンタジーSF小説のシリーズ名だ。 ひとつの人格エターナル・チャンピオン(永遠の戦士)が様々な転生を重ねて宇宙の均衡のために戦っていくという壮大な物語シリーズだ。 有名なのはエルリック・シリーズだろう。 でも、その有名なエルリックの刊行は割と遅くて1984年からになる。 最初は1975年のホークムーンものになる。 ちなみにその次は1982年のコルムになっている。 今回はホークムーン・シリーズだ。 ホークムーンものは前半四部作と後半三部作に分かれている。 前半は『ルーンの杖秘録』、後半は『ブラス城年代記』だ。 ルーンの杖秘録1 額の宝石之巻 ルーンの杖秘録2 赤い護符之巻 ルーンの杖秘録3 夜明けの剣之巻 ルーンの杖秘録4 杖の秘密之巻 ファンタジーとは言っても、どちらかというとスチームパンクに近い世界観を持っている。 オーニソプターが飛び、レーザーライフル(フレイムランス)が火を噴く。 敵は魔導帝国グランブレタン帝国だ。 この前半四部作は完全にホークムーンが主役で、最初からひどい目に合いまくりながら宇宙の均衡のために戦っていく…。 最初はこの四作で終わっている感じだったので、すごくあっさりした終わりで拍子抜けした記憶がある。ただ、あとで分かったことだったんだけど、これのあとに後半三部作が続いていたんだわ(^_^;) それならこのあっさりエンディングでも納得である。 ブラス城年代記I ブラス伯爵 ブラス城年代記II ギャラソームの戦士 ブラス城年代記III タネローンを求めて 後半三部作はこれまでよりエターナル・チャンピオン色が濃くなっていく。 ホークムーンは最愛を、まるでそんなことはなかった…、みたいな感じで奪われる。 失われた最愛を探す物語がこの三部作だ。 二巻では初の女性チャンピオンになったり…。 最終巻では、他のチャンピオンと共闘したり、シリーズの最終巻として相応しいラストが語られる。 こうしてまとめて見てみるとこのホークムーン・シリーズが一番楽しいかも知れない…(^_^;) 実際には、コルムを読んだときにはそれが一番、エレコーゼを読んだときにはそれが最高…、なんて思うんだけどね(^_^;) では、また(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.04 17:14:05
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